松高日誌

2023年5月の記事一覧

【SSH】論文掲載

 平成25年に松山高校理数科を卒業後、東京工業大学に進学、東京工業大学大学院で研究を続けた安井雄太さんが書いた論文が出版されました。

論文のタイトルは

 構造が不規則な「高イオン伝導体Ba7Nb4MoO20」の中の隠れた規則性を発見
- 共鳴X線回折と固体NMRを組み合わせた新たな手法で解明 -です。

 論文はコチラから見ることができます。

 これは、材料を調べるための新しい手法であり、固体酸化物形燃料電池への応用など新たな道を切り拓く研究の論文です。

安井君は在学中に化学グランプリ2013に参加し、関東支部長賞を受賞しています。(当時の記事はコチラ

SSHで得た経験をもとに素晴らしい研究をしている先輩がいることは、在学中の生徒たちにも励みになりますね!

 

【生物】脱水素酵素による酸化還元反応の実験

3年選択生物で脱水素酵素の実験を行いました。

 

アスピレーターやツンベルク管など初めて手にする器具を使い、酵母とメチレンブルーを使って脱水素酵素のはたらきを確認します。

 

メチレンブルーはふつう青色ですが、水素と結合して還元されると無色になります。

 

メチレンブルーが青色から無色になることで、クエン酸回路におけるコハク酸脱水素酵素の働きを確認することができました。

 

 

【日誌】生物基礎の授業

生物基礎で顕微鏡の観察実験を行いました。

このクラスは実験の後で身体測定があったので、今回は特別に体操服で実験しています。

松山高校では、ひとり1台、高性能な顕微鏡を使っています。

ムラサキツユクサの雄しべの毛

 

ネンジュモ

 

口腔内表皮細胞

 

生徒たちは、顕微鏡でしか見られないミクロの世界に魅了されていました。