2022年8月の記事一覧
【SSH】東邦大学生物講義
8月19日(金)東邦大学理学部生物学科准教授 後藤祐二先生を講師にお招きし、1年理数科を対象に生物講義を実施しました。
講義のタイトルは「1塩基の違いが性別、容姿やカラダの大きさまで変える!ゲノムの不思議!!」で、ゲノムの違いがもたらす生物の多様性について学びました。
ゲノムや遺伝子についての解説のあと、たった一つの塩基の差により様々な多様性が生まれる不思議についてお話していただきました。
これは生物が環境変化に対応し、多様性に富んだ個体を残すためにこのような多様性があると考えられています。
しかし、その多様性が環境の変化に対して吉と出るか凶と出るかはその時には分かりません。長い長いトライ&エラーの積み重ねで今の生物がいることを思うと、生命の神秘について感じることができたのではないでしょうか?
生徒の感想 大嶋祐成(嵐山町立玉ノ岡中学校出身)
講義ではゲノムや遺伝子の細かい説明や、ゲノムの機能によって起こる生物の変化は一つの塩基が変わるとどうなるのか、また遺伝子が変わるとどんな変化が見られるのかが分かりました。自分は魚類の性決定に驚きました。いつでも性別を変えることができる魚や、群れの中でメスが死んだらその群れの一番大きいオスがメスになるなど、社会的に性転換する魚がいることが面白かったです。この講義を通して、生物分野における興味がわきました。それと同時に疑問が浮かんできて、生物のことについてもっと知りたいと思えました。あまり好きではなかった生物について面白いと思えてよかったです。