松高日誌

2024年12月の記事一覧

【研究授業】常識を打ち破れ2024

12月17日(火)国語科の矢野先生が研究授業で「常識を打ち破れ2024」というタイトルでアントレプレナーシップ教育を実施しました。

起業家(アントレプレナー)が持っている共通の心構えや姿勢をアントレプレナーシップ(起業家精神)と呼びます。

アントレプレナーシップ教育に関する授業は県内2例目です。

まず初めに、学ぶっておもしろいことでしょ?という問いかけから授業が始まりました。

 

今回の授業はアントレプレナーシップ教育であることを伏せ「常識を打ち破る」「新しいことに挑戦する」「失敗を恐れない冒険心」の3点を伝えました。

 

まずは、すでに就職している「イマジナリーフレンド」を作り、そのイマジナリーフレンドがどんな仕事をしているのかを「仕事のカタログ」という本を参考に考えました。

 

次に、個人個人がそれぞれ「自分はだれか?」「自分の知っていることは」「自分の知っている人は」を付箋に書いて張り出します。

 

 

それらの付箋を整理して「資源」とし、自分たちは新しい会社のチームとしてこれらを組み合わせて新しい商品やサービス、お店が出来ないかをアイデアを出して考えました。

 

 

 イメージがまとまったら会社の目標を設定します。

 

 目標達成に向けて、先ほど使った「仕事のカタログ」から新しい人材を探したり、架空の「國島勲人人材紹介会社」が展開している人材を派遣してもらったり、他の班から必要な人材を「ヘッドハンティング」してきます。

 

そして最後にどんな人材でどんな会社を立ち上げ、どんな目標で経営していくのかを発表しました。

プロテインバーを作ったり、インフルエンサーに宣伝をお願いしたりと高校生ならではのユニークで斬新なアイデアがたくさん出てきました。

ここで生徒たちにアントレプレナーシップ教育だったという今回の学びのタネあかしをし、「学ぶって面白いことでしょ?」というまとめで授業を終えました。

文部科学省はアントレプレナーシップについて「困難や変化に対し、与えられた環境のみならず自ら枠を超えて行動を起こし、新たな価値を生み出す力」と定義づけています。現代社会においてこれらはだれもが必要な力です。アントレプレナーの決断の原則は「エフェクチェーション:E(手段主導型)」と「コーゼーション:C(目的主導型)」があり、今回の実践で資源から起業し(E)、目的を立て戦略を練る(C)ことで、どちらの決断も自然と体験できる実践となりました。 

【SSH】科学展交流会

11月16日(土)坂戸市のオルモで科学展の交流会を行いました。

西部地区の高校の科学系部活動が理化展に出品した研究をポスター発表をしました。

西部地区の学校の科学部が、それぞれポスター発表をしました。

 

生徒の感想 中村遥飛 (東松山市立南中学校出身)
私は11月9日に科学展交流会に行きました。この交流会では3つの時間に分けてポスター発表を行いました。私たちは埼玉県で採れた虫について発表しました。私たちのグループは初めてのポスター発表でした。しかし、色々あってポスター制作が遅れてしまいました。なので発表練習の時間がありませんでした。発表練習をしないまま交流会に挑んだので変な発表にならないか心配でした。ですが終わってみれば特に失敗もなく、持っていった標本もあってたくさんの人が話に食いついてくれました。私たちは虫の発表だったのですが他にも虫の発表をしているグループがありました。私たちがやったことのあることをしていたりしたので参考なる情報も聞くことができました。いつもは生物系以外の発表を見る機会がなかったので科学、物理、地学がどのようなことをやっているかがわかったりもしました。もっと虫を採る場所を増やしたり、いろいろな時期に虫を採り、資料を増やしたいです。私たちのポスターは制作が遅れたので結構他の人に手伝ってもらったので、今後は私たちのグループだけで作れるようにしたいです。

【新聞部】東京クリスマスマーケット2024 in 神宮外苑

東京クリスマスマーケット2024 in 神宮外苑

本日は、クリスマス!!
新聞部では、12月18日に「東京クリスマスマーケット in 神宮外苑」に取材しました。

高さ14mのクリスマスピラミッドをシンボルに、
さまざまなドイツ料理や、クリスマスグッズなど
本場ドイツの雰囲気を味わえます。
今年は記念すべき10周年を迎えました。

同日、渋谷の「青の洞窟」にも取材をしました。 これでクリスマス号(390号)の完成。
また一つ思い出が増えました。

#青春のギフト027

■新聞部のページもよろしくお願いします!(間もなくもう一つ報告を更新します!)
https://matsuyama-h.spec.ed. jp/ 072a1b32215167fd4f57c5caf0ecbc 23

【松高博覧会】キーホルダー作成中!

松高博覧会でプレゼントするオリジナルキーホルダーが完成しました!

デザインを手がけたのは美術部の宮本君です。

昨年度の100周年記念式典で話題になったポスターも、彼が制作したものです!

 

松高博覧会は12月21日(土)、松山高校で開催します。
ただいま追加参加者を募集中です!

詳しい内容や参加申し込みは、以下のリンクからご確認ください。


▶︎ 松高博覧会 詳細・申し込みはコチラ

ぜひご家族やお友達と一緒にお越しください!
今年も多くの方のご参加をお待ちしています。

【松高博覧会】自然の博物館 東松山分室 ただいま準備中!

長瀞にある埼玉自然の博物館から、松高博覧会で展示するはく製を借りてきました!

アナグマ、アライグマ、ハクビシン、タヌキの4体です。
なんと、これらのはく製は実際に手で触れることができます!

昨年度の様子

松高博覧会は12月21日(土)、松山高校で開催します。
ただいま追加参加者を募集中です!

詳しい内容や参加申し込みは、以下のリンクからご確認ください。
▶︎ 松高博覧会 詳細・申し込みはコチラ

ぜひご家族やお友達と一緒にお越しください!
今年も多くの方のご参加をお待ちしています。

 

【教科間連携】「見える」とは何なのか~国語✕生物~

国語科の大野先生と生物科の比留間先生が2年生を対象に教科間連携授業を行いました。

 

 

 

 「見える」ということは実際、今の人類にはとてもまだ言葉にできないような、不思議で奇妙な事態なのではないか。  

~白紙より~

 

これは教科書に載っている、森田真生さんによる「白紙」という文章の一節です。森田さんは数学に関する著作や講演などを行う独立研究者として知られています。

この「白紙」を題材に「わかる」とは何なのかを国語と生物学の両面からアプローチしました。

「見える」ということは実際、今の人類にはとてもまだ言葉にできないような、不思議で奇跡的な事態ではないのか。あまりに不思議で、あまりに大きな謎なので、かえって「当たり前」ということにされてしまう。 

~白紙より~

 

 文章の前半に書かれているこの言葉をもとに生物学的な視点から「見える」という現象の不思議さを探究しました。

 

 

授業では目の構造や「見える」仕組みについての講義に加え、プリントを用いて自分の視野には見えない領域があることを体験、確認しました。

 

次に視野の端では色を認知することが出来ない領域があることを実験で確認しました。

これらの実験を通して生徒たちは「見える」という現象は当たり前ではなく、不思議で特別なものでであることを共有しました。

 

 

分からない自分が白紙と向き合い、辛抱強く試行錯誤を繰り返しているうちに、ある瞬間「わかった」自分にかわるのだ。  

~白紙より~

 

続いて国語科の大野先生の解説のもと、生徒たちは部活動や日常生活の中での体験を思い出し「わかる」体験を振り返り、その喜びや不思議さを共有しました。

「白紙」にもあるように普段は当たり前として感じていることを改めて問われることで、戸惑いもあったようですが、深く考える姿が見られました。

 

授業のまとめとして「わかる」とは何かを体験を通して認識し、さらに自分事に落としこむことで文章をより深く読めたかを確認しました。

この授業を通して生徒たちは「わかる」ことは「自力で成し遂げるもの」でありその瞬間は何ものにも代えがたい喜びであること、そのためには白紙と向き合う勇気を振り絞らないといけないことを、国語と生物の両面から深く考えることが出来たのではないでしょうか。

【松高博覧会】化石の世界準備中!

2年生の二本木君が松高博覧会「化石の世界」の展示の準備をしています。

昨年度も1人で化石について解説した展示室を企画し大盛況でした。展示品は全て二本木君の私物です。

 今回、松高博覧会に向けて二本木君が新たに作成した恐竜模型を紹介します。

 

スピノサウルス
Spinosaurus

白亜紀前期 体長 14~15m

特徴 
発見当初は頭部・胴体などの一部の化石しか見つかっておらずそのための部分は既存の恐竜を参考に復元され、ジュラシック・パーク3のような姿だった。それが第二次世界大戦の空襲により破壊されてしまったため、一時研究がストップしてしまった。それが1996年、2014年にスピノサウルスの化石が発見され、2020年の研究によりスピノサウルスが遊泳型であることが判明した。今まで想像で復元されていた尾は縦幅が大きく「ひれ」のような役割をしていたとされる。また、後脚に水かきがついていたともされる。
スピノサウルスの歯は円錐状の歯をしていて、魚類を捕まえるのに適していたとされる。

 

見てほしいところ
魚類を捕まえるのに適していた円錐状の歯

スピのザウルスの歯の化石

 

 

水かきがついた足

 

長く縦幅のある尾

 

二本木君の展示は12月21日(土)松高博覧会で見ることが出来ます。

ただいま期間を延期して参加者募集中です!

この機会にぜひご参加ください~

 

詳しくはコチラ

 

 

説明会で校歌・応援歌 披露

今年から 学校説明会で生徒有志による

校歌・応援歌を披露しております。

應援團をリーダーに生徒有志が元気よく歌っております。

我々教員が説明するのも もちろん大切なことですが、

「本校の生徒がどんな様子なのか」はやはり生徒を見ていただくのがいいかなと思います。

 

説明会だから 限られた生徒だからではありません。

普段の集会や壮行会でもこの(これ以上の)声量で歌っています。

校歌は その学校の一員としてのプライドの現れだと思います。

応援歌は 学校によってはない学校もあります。

松高に所属しお互いを高めることのプライドを感じていただければ幸いです。

 

 

 

【SSH】中央大学見学

11月14日(木)理数科2年生が中央大学に行ってきました。

 まずはバスを降りて全員集合。松山高校理数科卒業生でもある中央大学教授の中村太郎先生に大学見学の概要説明をしていただきました。

 

 キャンパス内の案内。ここは売店です。

 学食でランチ。安くて美味しかったです。

 

中村先生の講義 工学部とはどういう立ち位置の学部なのかの解説をしていただきました。

 

 

 

中村研究室の大学院生に研究発表をしていただきました。

 

 

英語での発表2本、日本語で2本の合わせて4本の発表をしていただきいました。

2月1日(土)に予定されている生徒研究発表や、来年6月に予定されている英語研究発表会の参考になったのではないでしょうか。

 

 

活発な質疑応答も行われました。

 

 

研究室の見学です。

中村研究室ではムシからヒントを得たロボットを数多く作っています。

ミミズ型ロボット

 

 

 中央大学 中村研究室のみなさん、ありがとうございました!

 

生徒の感想 善財一路 (鴻巣西中学校出身)

今回の行事は、県民の日を活用して実施されたこともあり、普段の大学の様子が見られてとても貴重な体験となりました。研究発表では、日々の努力や独創的な発想に感銘を受け、自分たちの理数探究の発表に活かせるヒントが多く得られたと感じます。特に、研究室の見学で紹介された「ミミズの動きを参考にしたロボット」は印象深く、最先端技術が自然界の仕組みを応用していることに驚きました。動いているロボットを実際に見たことで、その技術の可能性を実感し、研究者の皆さんの努力と工夫にも心から感動しました。

また、学食の体験ではキャンパスの雰囲気を味わうことができ、進路を考える上で良いイメージが持てました。このような体験を通して、自分の進路選択や将来についてより深く考えるきっかけとなり、非常に有意義な1日だったと思います。