松高日誌

2024年4月の記事一覧

【日誌】離任式

4月26日(金)は離任式がありました。

 

松山高校を離任された先生方から松山高校生へ熱いメッセージをいただきました。

その先生方の思いに応える様に、全校生徒で歌った校歌と応援歌の歌声は大迫力で劇的でもありました。

 

その素晴らしさは、長く松山高校にいた先生方からも

「こんなすごい校歌、応援歌は久々に聞いた」

と言わせるほどでした。

 

これからの松山高校生に期待しています!

がんばれ!松高生!!

【理数科】理数科オリエンテーション

4月17日(水)理数科1年生に理数科オリエンテーションを実施しました。

 

 理数科の新入生に、理数科での3年間や理数科やSSHの活動について先生方や先輩から説明がありました。

まず初めに校長先生よりお話をいただきました。

 

 

理数科SSH部主任

 

 

 

理数科2年生

 

理数科2年生の山口君と飯野君からPowerPointを活用した軽快なやりとりで、勉強方法や学校生活の過ごし方のアドバイスがありました。

 

3年理数科の清水君は、去年の理数科オリエンテーションの後から考えていたという話がありました。

全文を紹介します。 

二千年前ぐらいに生きていた人がこんな言葉を言ったみたいなんです。「空中に投げれられた石にとって落ちることが悪いことでもなければ、登っていくことが良いことでもない。」この言葉を記したのは、二世紀ぐらいにローマ帝国の第十六代皇帝をしていたマルクス・アウレリウスという人だったそうです。アウレリウスは、ローマ帝国で皇帝の仕事をこなしながら、よく部屋にこもって毎日感じたことや考えたことを日記に書いていたそうなんです。その日記の中に書き記されていたのが先程の言葉なんです。「落ちることが悪でもないし、登ることが善でもない。」今日はこの謎めく言葉を贈れればいいなと思って出て参りました。これから話すことはこの言葉に至るちょっとした寄り道だと思ってくれれば良いなと思います。

皆さんが入学した約1.2週間に先生あるいは先輩から色々な話やオリエンテーションを聞いてきたと思います。僕も2年前同じような話を受け、それを振り返ってみると例えば、勉強面で「こういう風に予習復習してこの参考書を使って勉強して難関大学に合格した。」あるいは部活道面で「こういう風に意識してコツコツ努力したらインターハイ、関東大会に行けた。」と言った話だったと思うんです。しかし自分はそういったストーリーを聞いて本当に意味があるんだろうかと疑問に思うんです。たまたま良い頭脳や恵まれた体やスタイルを持っていた人がたまたまうまくいっただけかもしれません。成功した人の話を聞いて本当に意味があるんでしょか?

じゃあ結局何が大事で意味があるのか。僕が思うもっと大事なことは「成功するかどうか分からない。むしろ失敗しそうだなぁと思うことにとりあえず一歩足を踏み出してみるそういった意味不明な勇気とういうのをどう持つか。」ということだと思います。これが大事だと思う理由は、クラスや部活動など色々な場面において松高生を見ていて、先生からあるいは先輩から言われて行動する「受動的」な人、受け身の人が多いように感じるからです。今松高に足りないもの、この日本の社会で求められているものは、「自分の意思をもって他者からではなく自分からアプローチ、要求していく、主体性のある人間です。」失敗を恐れ「ミスしたらどうしよう、ミスしたら怒られるかも」と思っているより「それは失敗しそう。やってはいけない」といういつ爆発するか分からない領域に飛び込んでチャレンジしていく方が自分を成長させると思います。常識やルールからちょっと逸脱した新しい方向性を試すこと。そう言った実験っぽい精神を持つことが大事です。少し何を言ってるんだと思うので例をあげると、駅や町の中で困っている人を助けたり 、試合や大会で負けた相手からアドバイスをもらってノートに書き記したり、ビデオをとって見返したりすることなどだと僕は思います。自分が過去に成功したことや経験を、一旦忘れて、また新たにプライドを持たずに挑戦していける存在。失敗したら周りから笑われるかもしれない、恥ずかしくなるかもしれないけど、チャレンジして得た失敗は成功よりも大きい伸び代だと。そういった意識を持って自分自身を解体していけるような存在。    

これこそが一番最初に紹介して皆さんのほとんどが忘れているであろうあの言葉に返ってきます。「投げられた石にとって落ちることが悪でもなければ登っていくことが善でもない。」中学校を卒業したみなさんはまさに「空中に投げられた石」です。これからの学校生活は今まで以上にに登っているのか、落ちているのか分からない状態、うまくいってるのか、成功に向かっているのかあるいはぐずぐず停滞しているか分からない状態が勉強や部活動、人間関係など様々なところで続くと思います。自分もそうでしたし、皆さんもきっとそうだと思います。ただそこで、何か諦めたり、マイナスの方へ判断して楽な方に行かないで欲しいと思います。「もうだめだ。周りは出来てるのに自分はできない。」そう思っている状態でいかに耐えて這い上がっていけるかが大事です。今日から三年間いっぱい挑戦して濃い時間を過ごしていって下さい。

 

生徒たちはこれから始まる松山高校理数科での学校生活を緊張した面持ちで聞いていました。松山高校理数科に入学したみなさんの活躍を期待しています!

 

生徒の感想 安部春輝(朝霞市立朝霞第五中学校出身)

初の理数探究の授業である今日は、理数科オリエンテーションを実施しました。その中で校長先生、SSH担当の先生から生活や勉強についてお話を頂きました。その後、理数科2,3年生からこれから生活を送っていく中でのアドバイスを頂きました。

この授業から様々なかたの協力や期待を背負いながら生活しているという事実を忘れないようにしながら、学校生活を送っていきたいと思いました。これから3年間、理数科としてこのクラスで過ごすため、先輩たちの話を聞き、その経験を学び、良い学校生活を送れるようにしていきたいです。

【日誌】お天気お兄さん

本日のテレビ埼玉の特集で松山高校が取り上げられました。

その中で 明日のお天気を読み上げる お天気お兄さん の役割を体験させてもらいました。

 

まずは映像制作部 

本校映像制作は NHK杯で最優秀賞(日本一)に輝いたこともある エリート

本校紹介動画をつくったことをレポートしていました。

続いて現れたのは 応援団と吹奏楽部

新入生が入り 人数も増えた応援団 小ネタをやりつつエール

そして団長の お天気お兄さん

 

うまく読めたでしょうか?

それぞれ 映画監督になりたい 松高の教員になりたいなどと 夢を語っていました。

 

【応援団】野球応援の練習

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

14日(日)、松高野球部が見事、春季大会の県大会出場を決めました!

早速月曜、応援団、吹奏楽部、そして野球部(1年生も一緒に)で応援練習をしました。

学生注文!では、2年団員の三好が「今回の大会で初めてリーダーをすることになった!」と告白し、多くの人から拍手をもらっていました。

合わせて「1年生も4階から降りてきて一緒に楽しもう!」「松高生みんなで球場で応援しよう!」と教室棟に声を轟かせていました。

今年の1年生の校歌や応援歌の声量はとても大きく、団長が感嘆する程でした。

ぜひ一緒に球場中に「空は晴れたり」を響かせましょう!!

【物理部】ロボカップジュニアジャパン

物理部のロボット班3名が、3月22日~24日に実施されたロボカップジャパン名古屋大会ワールドレスキューライン部門に参加してきました。

 

 

 

海外からの参加者もあるなか、物理部の「まつやま③」チームが2位になりました!お祝い

 

物理部のページもご覧ください!→コチラ

生徒の感想 山田悠人(川越市立野田中学校 出身

 

私達は、ロボカップジュニア・ジャパンオープン2024名古屋のワールドリーグレスキューライン部門に埼玉ブロック代表として出場しました。この部門は、各チームで自律走行するロボットを製作・制御することで、障害物のある黒線の上を確実にトレースし、救助者を救助しつつゴールを目指すものです。私達は、3月22〜24日の3日間大会のために名古屋で過ごしました。
 1日目は、2・3日目の大会当日に向けた準備日でした。今思えば、この日がなければ今回のような結果には繋がらなかったと思います。いつもと違った環境でのロボット整備は、整備環境から整えなければいけなかったので、いつも以上にチーム内でのコミュニケーションが求められました。限られた時間の中でしたが、現地に行かないとわからないことなどを確認し合い、有意義に時間を使えたと思います。
2・3日目の大会本番では、大会の運営から注意を受けたり、ロボット機材は壊れていないにも関わらず壊れたと混乱したりといったトラブルがありましたが、どんな状況でも言いたいことが言い合えるチームであったためか、競技においても大失敗はありませんでした。
 最後に、本大会を通して私自身多くのことを学んだ気がします。その全ては言いたくないので言いませんが、1つだけとても尊いと思ったことを言っておきたいです。それは、キャプテンの山中とメカニックの大路は最高な関係であったいうことです。まさに、チームでの活動における模範で大変尊いと思いました。
「自分の考えを伝える」と「相手の考えを聞く」ことはチームで活動するにあたり、より良い関係を築くには必要不可欠だということを実感しました。

【応援団】ラグビー応援

4月14日、本校ラグビー部(熊谷農業高校との合同チーム)の応援に行ってきました。

相手は滑川総合高校。

敗けてしまいましたが、強豪相手にトライを2本決めてくれました。格好よかったです!

ルールが難しく、応援もとまどうところが多かったのですが、1時間やりきってきました。

ラグビー部の人たちには、応援団の行事でいつも助けられているので、今回応援できてよかったです!

 

応援団は、ラグビー部、野球部、水泳部、陸上競技部(駅伝)の応援に行きます。

昨年度から、バスケットボール部の試合にも応援に行かせてもらっています。サッカー部からも声がかかっています。

「松高生の活躍を支えたい!」というみなさん、是非応援団にきてください。

 

《宣伝1》

本日放課後、吹奏楽部の特別演奏に参加します。

《宣伝2》

19日、テレビ埼玉の夕方のニュース(5時台の天気予報コーナー)に出演します。是非ご覧ください!

《宣伝3》

21日(日)の日本テレビ「超無敵クラス」(12:45~)に出演します。是非ご覧ください!

 

【新聞部】舞台『ト音』について取材!

春陽漁介さん(劇団5454)との集合写真

昨日(4/10水)の仮入部では、
劇団5454(主宰・脚本・演出) の春陽漁介さんがお越しくださいました。

6/13木 より紀伊國屋ホールで公演される舞台『ト音』について、
主演俳優の菊池修司さん、松田昇大さん、
メディアミックス・ ジャパンのプロデューサーさんらもご来校くださり、
取材したり、取材されたり、とにかく「おもしろいこと」 をたくさんしました!

その「おもしろいこと」はいずれ発表されるはずです(楽しみ!) 。
貴重なお時間をありがとうございました!

#青春のギフト013

■新聞部のページもよろしくお願いします!
https://matsuyama-h.spec.ed. jp/ 072a1b32215167fd4f57c5caf0ecbc 23

【理数科】かずさDNA研究所 ALDH2遺伝子の多型解析

3月12日(火)理数科1年SS生物の時間に、かずさDNA研究所と連携してリモート実験実習を行いました。

 

千葉県にあるかずさDNA研究所の広報・教育支援グループ 研究員 長瀬 隆弘先生に、オンラインで講義と実験指導をしていただきました。

長瀬先生は、松山高校のOBでもあります。

今回の実験はALDH2遺伝子の多型解析です。

ALDH2はアルデヒド脱水素酵素(aldehyde dehydrogenasese)のことです。

体の中に入ったアルコールを分解するときに使われる酵素がアルデヒド脱水素酵素です。このアルデヒド脱水素酵素は12番染色体上で1554個の塩基からできているのですが、1510番目のDNAにアジア人に多い個体差があり、この違いにより脱水素酵素の働きに違いがでる、つまりお酒に強いか弱いかの違いとなるのです。

今回の実験で、生徒たち一人ひとりの遺伝子を解析してALDH2遺伝子の多型解析を調べます。

 

まず初めにマイクロピペットの練習をしました。

マイクロピペットは微量な液体を出し入れできる器具です。DNA実験や細胞の実験には欠かせない器具です。

 

いよいよ実験スタートです。

まず、ほおの内側の細胞を採取します。

綿棒でほおの内側の細胞をこすり取ります。

こすり取った細胞から試薬を用いてゲノムDNAを取り出し、サーマルサイクラー(PCR装置)にかけてDNAを増幅します。

 

PCRは1時間ほどかかるので、待ち時間の間に長瀬先生にDNA研究とバイオテクノロジーについての講義をしていただきました。

 

PCR終了後、電気泳動用のゲルにアプライし電気泳動を行いました。

 細かい作業で手が震えてしまいますが、手を添えて慎重に作業します。

電気泳動終了後、トランスイルミネーターでバンドを確認しました。

生徒たちは自分の遺伝子型の結果が分かり、大騒ぎをしていました。 

 

遺伝子型にはGG、GA、AAがあります。

GGはお酒に強いタイプ、GAが飲むことはできるがすぐに顔に出るタイプ、AAが全く飲めないタイプです。

日本人はGGが50%、GAが45%、AAが5%いるそうです。

今回の実験で自分の体質としてお酒に強いか弱いかが分かりますが、強いからと言ってお酒をたくさん飲んで良いということではありません。将来、飲酒の機会があった場合の判断材料の1つとして活用できます。

 

最後に今回の実験内容についての解説がありました。

DNAの研究は食料・農業分野、医療・生活分野、産業・環境分野など様々なところで役に立っています。

  

生徒の感想 岡田浩太朗(川越市立大東中学校出身)

今回はかずさDNA研究所の方々の講義や指導をもとにPCR法を用いてALDH2遺伝子の多型解析実験に取り組みました。講義では、かずさDNA研究所の方々が解明したシアノバクテリアのゲノム配列、DNA関係の豆知識、遺伝子組換やゲノム解読、編集などのバイオテクノロジー、バイオテクノロジーと様々な分野の関わりといったように、多くのことをご教授いただきました。講義で特に印象に残ったのは、ひと1人のDNAをつなげた長さが太陽系の直径の約8倍の長さに等しいというものです。血管をつなげた長さが地球の円周の葯2.5倍という話を知っていましたが、それと比べても規模が大きく違いました。また、遺伝子解析の実験の手順はとても工程が多く複雑で事前に学習した知識では工程一つ一つに含まれる意図をすべて理解するのは困難でした。ですが、かずさDNA研究所の方々の正確な指導によりDNAの解析に成功したため、とても有意義な経験が出来たと思いました。

 

【実験】ちりめんじゃこから観る生物の多様性

1年生物基礎の実験で、無選別のちりめんじゃこの中に入っている、小さな生き物たちを探す実習を行いました。

 

 

 

 無選別のちりめんじゃこの中には、カタクチイワシの他にいろいろな魚のこども、タコやイカ、貝の仲間、エビやカニ、クラゲやヒトデなど、多くの種類の生き物が混じっています。

 

カタクチイワシの中に紛れているそれらの生き物を丁寧により分け、どんな生き物が何種類ぐらい見つけられたのかを写真に撮り、Googleクラスルームで共有しました。

珍しいところではタツノオトシゴなども見つかることがあります。

 無選別のちりめんじゃこの中に含まれる様々な生き物を観察することで、海の生態系についてや、生物の多様性について学びました。