2022年7月の記事一覧
【理数生物】体細胞分裂の観察
理数生物 6月24日(金) 4限
1年生の理数科で、タマネギの発根種子を使った体細胞分裂の観察を行いました。
△下処理をしたタマネギの発根種子をスライドガラス上で、先端部分(頂端分裂組織)を切り取る。
△押しつぶし、ようじの頭でたたき、押し広げる。
△各分裂期をスケッチする。
△視野中の各分裂期の数を数える。
△細胞の数から、細胞周期(一周期を22時間として各分裂期にかかる時間)を計算する。
△一人一人のデータを入力し、クラス全体のデータから細胞周期を計算する。
生徒の感想 (1年 理数科 井町脩斗 ふじみ野市立大井東中学校出身)
タマネギの根端細胞に固定、解離、染色の作業を行い、それを顕微鏡を使い観察した。そして核や染色体の状態ごとに細胞の個数を計測し、タマネギの根端細胞で行われている体細胞分裂がどれほどの周期で行われているのかを考えた。この実験では、まず、解離の作業が少し難しく、細胞どうしの重なりを減らすために押しつぶすときの力加減に悩まされた。また、細胞の計測も大変だった。視野に200近い細胞があるところからわずかな差を見分けるのはとても疲れる作業だったが、それを丁寧にこなしたおかげで望ましい結果を得ることができた。
【地学基礎】火成岩の分類と密度の測定
地学基礎 6月1日(水)3限
2年生の地学基礎では、6種類ほどの火成岩を観察して分類し、それぞれの岩石の密度を測定し、密度と地球内部の構造の関係を考える実験をしました。
生徒の感想 (2年 特進クラス 高桑奏音 ふじみ野市立葦原中学校出身)
今回私たちが行った実験は、火成岩の分類と密度の測定というものでした。岩石の肉眼観察から火成岩を分類し、特徴をつかんだ後、アルキメデスの原理を用いて岩石の体積と密度を求め、地球内部の構造との関係を考えました。
地球内部の物質の構造などは教科書を見れば分かりますが、実験をしたからこその気付きがありました。岩石の密度を求める際に使ったアルキメデスの原理を二千年以上前に生きていた人間が発見し、今もなお使わて続けていると思うと、先人の知恵は、とても素晴らしいものだということを改めて感じました。