2022年4月の記事一覧
超紳士学(第3回)
3月1日(火)3年生希望者対象に第3回目となる超紳士学を実施しました。
超紳士学(第1回)では講師をお呼びして「女性の性(生理・月経)」について、
超紳士学(第2回)では社会学の視点から「女は損で男は得かもしれない問題」を取り上げました。
3回目となる今回は3年生限定で「令和時代の性教育~パートナー理解~」というテーマを取り上げました。
まずは事前に3年の松山高校生に取った、性に対するアンケート結果から「性に対する情報源の中で信用しているもの」の紹介がありました。
その情報源をインターネットと答えている生徒が一番多かったのですが、その次は保健の授業(教科書)でした(サスガです!)。そして、ここで注意すべきことは生徒が一番の情報源としているインターネットは、必ずしも正しい情報ではない、ということです。アンケート記述でもインターネットの噂を問うものがありました。
次に養護教諭の田島先生から生理、月経やPMS(月経前症候群)などの女性の性についての解説がありました。
PMSにより女性がイライラしてしまったり、体調が良くない時があったり、そのときはどう接したら良いかなどインターネットでは得られないリアルな女性の声が聞けました。
そして多様な性のあり方については、出来ることはまず知ることと言う話がありました。
では、どのように知ったらいいのか・・・。松山高校では来年度の松高塾でも性の多様性に関する講座が開かれるようです。
途中、その場で答えを記入するアンケートも実施し、リアルタイムで今この場にいる生徒達がどんなことを考えているのがを共有しました。
後半に扱ったのは性的同意についてです。
性的同意については保健委員、英語部、美術部、映像制作部の生徒達が共同で作成した動画を視聴しました。
性的同意とは何か?どういった場面でその考え方が必要になるのかについて、動画を通して学びました。
この動画は3月22日、23日の放課後に2階昇降口モニターで公開します。ぜひ見てください。
最後に人生の先輩でもある先生方に登壇していただき、自分たちの経験を交えて新生活での人間関係の作り方や今回のキーワードの1つである「相手を思いやることとは?」について本音で話していただきました。
また、参加できなかった3年生の先生方から頂いた 「相手を思いやること」についてのメッセージも紹介し終了しました。
生徒の感想
「男性はこう思ってる、女性はこう思ってる」じゃなくて、「相手がどう思ってるか、自分がどう思っているか」を話し合うが重要だと考えるようになりました。
それと同時に、こういう傾向がある、や、生物としてこういうことがある。ということを知ることによって、「推し量ること」や「思いやること」が出来るかもしれない…と思いました。
あとは、知識が行動になることを楽しみに待ちたいと思います。第3回目も、まるで模範解答の様な感想を書いてくれた生徒がいたので「知ることで何か変わる」可能性が示されました。
オンライン研究発表会
3月10日(木)松山高校の2年保健委員と松山女子高校保健委員とのオンライン研究発表会がありました。
今回の研究テーマは「災害に備える」です。
本来でしたら2月に行われる学校保健委員会で発表するはずでしたが、新型コロナの流行を考慮し中止となり発表できませんでした。
そのため初めての発表の場がオンライン研究発表会となりました。
オンライン上ではありますが、久々に他校との交流ができ、生徒達は少しウキウキした様子で臨んでいました。
お互いの研究発表を聞き、参考になったこと、実践したいことをMentimeterというアプリを使い発表しました。
自分たちが一番伝えたかったことが、きちんと伝わっていたことがわかり生徒たちにも笑顔が見られました。