2017年12月の記事一覧
SSHの取り組み 【松一小科学実験教室】
12月7日㈭ 松山第一小学校の6年生69名を招いて科学実験教室が開催されました。
児童たちは物理、化学、生物、地学の各分野に分かれて実験を体験しました。
★化学分野★
化学ではマグネシウムと塩酸で水素を発生させたり、水酸化カルシウムと塩化アンモニウムを反応させてアンモニアを発生させたりした後、それぞれの気体の性質について調べました。
小学生の感想
●小学校ではあまり危険な物は使わないけど、高校の今日の授業はレベルが高く、取扱いに気を付けなければいけない薬品を使っていてとても緊張しましたが、いい勉強になりました。
●学校ではうすい塩酸しか使わないのであまり反応しなかったけど、ここではこい塩酸を使ったので、反応がよくわかりました。ガスバーナーは初めて使ったけれど、やけどをせずに出来て良かったです。
●難しい言葉を使ってとても楽しかったです。化学に興味を持ちました。
アシスタントとして参加した生徒の感想
●今回は失敗が何回かあったので次回に活かしたいです。
●小学生に教えるのがとても難しかったです。
★生物分野★
生物ではトリレバーから食塩水やエタノールを使って核に含まれるDNAの抽出をしました。
小学生の感想
●ニワトリのDNAが取れるなんて思っていませんでした。わかりやすくDNAのことを知ることが出来て良かったです。とても興味を持てたので家でも調べてみようと思いました。
●DNAのことがよくわかりました。とても分かりやすかったし楽しかったので生物にしてよかったです。白いDNAが出たとき不思議に思えました。DNAについてもっと知りたいです。今回はニワトリのレバーでやったけどほかの生き物でもDNAを抽出してみたいです。
●レバーから白いDNAが出てすごいと思いました。DNAは白色ということを初めて知りました。
アシスタントとして参加した高校生の感想
●今回の理科教室を通して小学生に説明したことが自分の理解にもつながったのでよかったです。教える難しさを改めて感じました。
●小学生に教えるのは簡単だと思っていたが、思っていた以上にはるかに難しく、もう少し話したらよかったと後悔しました。
★地学分野★
地学では琥珀を磨いたり、琥珀に閉じ込められた虫の観察などをしました。
小学生の感想
●虫入りの琥珀を見たのははじめてだったので、すごくうれしかったです。
●琥珀がどんなものかわかりやすく説明してもらえてよかったです。中にトカゲや虫が入っていてすごかったです。
アシスタントとして参加した生徒の感想
●小学生たちがみんな真面目でやりやすかったです。
★物理分野★
物理では光は赤、緑、青の3色ですべての色を表現しているという光の三原色について学び、それを確かめるために分光器を作りました。そしてスペクトルが見える理由についても学びました。
小学生の感想
●赤、青、緑の三色で色々な色が作れることを初めて知りました。ふつうの絵の具だと、変な色になってしまうけど、これは何色でもできるので面白かったです。蛍光灯と太陽の光を比べてみたら、太さがちがうことに気が付きました。体育館の光とトンネルの光を見られたのは貴重だったので、うれしかったです。物理に興味がわきました。
●テレビの色が3色とかフィルムを光が通り抜けるときに波長ごとに曲がる角度が違うからとか色々な事を今日の1時間で知ることが出来ました。あと、自分からは話しづらかったのですが、高校生の皆さんから話かせてもらえてうれしかったです。作った分光器を大事にします。
アシスタントとして参加した生徒の感想
●光の構造や、なぜ虹が見えるかなどが理解できた。小学生には少し難しかった気がする。
●小学生たちが、自分たちで作った分光器で喜んでくれてよかった。今回初めて知ったこともあったので、充実した学習になりました。
冬季休業前全校集会
年内最後の登校日でした。
~全校集会の様子~
全校集会の前には表彰式も行われましたが、1時間ほどかかるくらい
多くの生徒が表彰されました!!
座っている生徒たちもしっかりと壇上を見て拍手していました!!
これから冬休みに入ります。3年生は受験へ、1・2年生は部活と勉強の両立
に取り組むことでしょう!!
来年も良い年にしましょう!!
英語 研究授業
生徒は、「自ら考え」「話し合い」「結果を英語で発表する」という過程を、それぞれしっかりと取り組んでいました。
さて、本校では全普通教室に「プロジェクター」が設置されています。今回の授業もそれを活用したものでした。
SSHの取り組み 【放射線についての講義】
11月29日㈬ 6時間目のSS科学探究の時間に埼玉医科大学病院中央放射線部の診療放射線技師 紀陸剛志さん、公益社団法人埼玉県診療放射線技師会の常務理事 佐々木健さん、深谷赤十字病院 放射線科部 診療放射線技師の坂本里紗さんをお招きして放射線についての講義をしていただきました。
放射線についての基本的な講義や医療機関での放射線の取り扱いの講義のあと、まとめとして根拠や証拠を大切にし「放射線」と聞いただけで怖がるのではなく、その数値の量とレベルを正しく理解することが重要であり、その情報をどう扱うか、科学的なな基準に基づく行動をして欲しい、という話がありました。
生徒の感想 花城雄馬 ふじみ野市立福岡中学校出身
今回のSS物理では放射線技術科の方から「放射線について」の講義を受けました。そしてその後、医療分野で使われている放射線についての講義を受けました。
これらの講義を聞いて私は放射線について正しく認識しなければならないと感じました。間違った認識をしていると放射線を無駄に恐れたり、悪いイメージを持ってしまいます。だから私はこの講義で学んだことを周りに広めたいと思います。
テスト後の山積み
~課題の山積み~
生徒たちが課題ボックスに課題を提出していました!
生徒たちのテストはまだ終わっていなさそうでした。(笑)
放課後の部活動
寒い日が続いていますが、授業の後も松高生は熱心に部活動に励んでいます!
体育館、グランド、校舎内から生徒たちのいきいきとした活気が伝わってきます!
考査も終わり、部活動できる喜びを感じているようです。
これからも、松高生らしく「文武不岐」で頑張りましょう!!
芸術鑑賞会
劇団マグネットワールドさんによる、演劇「NEENA(ニーナ)」を鑑賞しました。
~文化センター開演前~
地雷について、とても真剣に考えさせられる話でした。
生徒たちもとても真剣に聞いていました。
素晴らしい演劇を鑑賞し、とても勉強になったと思います。
考査最終日(防災訓練・地域清掃)
考査後に、地震発生を想定した避難訓練を行いました。
さらに、係の生徒が「消火訓練」「起震車による地震の揺れ体験」を行いました。
放課後には、清掃委員会で地域のゴミ拾い清掃を行いました。
久しぶりの部活動に思いっきり取り組む生徒の姿も見られました。
快晴の一日でした
今朝は真冬の寒さでしたが、その分空気は澄み渡り、屋上からは富士山や秩父の山並みがきれいに見えました。
写真は朝7時ころのものです。早くから登校してテスト勉強に励む生徒も多くいました。
SSHの取り組み 【高校生ポスター研究発表会】
11月19日㈰ 上野の科学博物館で藤原ナチュラルヒストリー振興財団が主催する高校生ポスター研究発表会が開催されました。そこで本校生物部が「日本産ドブガイ族の種分化とその種の同定法」というタイトルで研究成果を発表しました。科学の専門家の審査委員が「自然史(ナチュラルヒストリー)」と「分かりやすさ」の2点に留意し、5段階評価します。その結果、生物部の作品は優秀賞となりました。また、審査員の先生から貴重なアドバイスを頂きました。このアドバイスを踏まえて今後の課題を検討し、更に良い研究にしていきます。
生徒の感想 草野侑巳(川越市立川越西中学校出身)
今回のイベントは藤原財団が催した高校生のポスター発表会でした。今回の発表で私たちは研究をポスターにまとめる能力や発表する能力を培うことが出来ました。また、ほかの学校で行っているレベルの高い研究や発表のやり方なども学ぶことが出来ました。今回の発表会に向けて練習したかいあって、私たちは優秀賞をいただきました。しかし、一番の優れた賞である最優秀賞には届きませんでした。
今後はこの経験を活かし様々な大会で躍進していきたいと思います。