松高日誌

【理数科】科学の甲子園埼玉大会

11月16日(土)理数科1,2年生が科学の甲子園埼玉大会に参加しました。

1年生

 

2年生

 

科学の甲子園は、高等学校等(中等教育学校後期課程、高等専門学校を含む)の生徒チームを対象として、理科・数学・情報における複数分野の競技を行う取り組みです。

松山高校からは理数科1,2年生がそれぞれチームを組んで挑みました。

 

実技競技は事前に課題が提示されます。

今回の実技課題は、決められた材料で発射装置を作り、木の角材を飛ばして壁を越え、角材が落ちた場所で得点を競うものです。

生徒たちは角材を飛ばすのはもちろん、より高得点のエリアに角材を落とせるよう、試行錯誤しながら発射台や角材を作っていました。

 

 

 

 時には1,2年生が協力して課題に取り組む場面も。

 体育館のステージを借りて、実際の競技会場を再現。

角材を飛ばした様子を動画で撮り、検討します。

 

放課後も残って、発射装置の調整をしました。

 

大会が始まる前の緊張した面持ちの1年生。

 

生残念ながら県代表の座は逃しましたが、参加した生徒たちにとっては良い経験になったようです。

1年 奥村晃平(板橋区立桜川中学校出身)

科学の甲子園で出場するメンバー六人で物化生地数情の問題に取り組みました。

実技は発射装置を作り、1c㎥の立方体の木材を発射し、狙ったところに落とすものでした。また、東大の人の特別講義を受けました。

前日の実技の準備では、自分では思いつかないような意見がとてもたくさんでてきて、やはり複数人で考えると良い案が出るなと思った。筆記試験は物化生地数情の担当があったが、他の教科の担当と協力することが想定されているかのような問題がいくつかあり、面白かった。実技試験は代表3人しか参加できず、私は参加しなかった。特別講義はとても興味深い話が聞けて面白かった。

 

2年 山口純平 (鶴ヶ島市立藤中学校出身)
 自分たち2年生理数科でチームを組み、科学の甲子園埼玉県大会に参加した。自分は、前回も参加したため、2回目の参加になった。筆記試験と実技試験を行い、その試験の点数を他校のチームと競う大会だった。また、宇宙の地図を作るという講演も行われた。講演をきっかけに新たな視点を得ることにつながり、今後の進路の役に立った。
 大会に参加した感想は、筆記も実技もうまくいかず、悔しかった。筆記で自分は化学を担当した。対策として、理論化学と有機化学を勉強した。しかし、本番の内容は高分子化学だった。そのため、手も足も出なかった。実技は発射装置を作り、弾を発射し、点数を競うという内容だった。装置を完成させ、弾を発射することはできた。しかし、弾が点数エリアに入ることがなく、点数を得られなかった。
 以上より、今回の大会もあまりうまくいかず、前回参加したときのような悔しい結果になった。しかし、この大会に参加したことは無駄ではなかった。本番に向けて勉強したり、練習したりといったことは良い経験になった。この経験を別の機会に活かしていきたい。また、自分は凡人といってしまえば簡単だが、実際にそうで、優秀とはいえない。そのような自分が今回のような大会以外でも、難しい問題や課題、他のチームの優秀な人材をどうやって制圧していくかを改めて考え直す機会になった。今回も良い結果を出せず、悔しく、情けない気持ちになった。それは、そのように思えるほど、前回の大会から思うことがあり、色々と対策していたからだと思う。色々と思ったことがあったが、今回の大会も良い経験になったので、参加してよかったと思えた日だった