【SSH】理数数学Ⅰ出張講義
3月9日(月)1年理数科を対象に数学出張講義を実施しました。
講師は東京電機大学名誉教授の硲(ハザマ)文夫先生先生です。
講義のタイトルは「あまりのふしぎ」 です。
5で割ると3余り、
7で割ると2余る数を
求めよ。
導入としてこの問題が出されました。
この問題に対して先生は次の5つのアプローチで解説されました。
1 素朴な解き方
2 文字を使う解き方
3「mod」を使う解き方
4 両手と口を使う解き方
5 可視化してみると…
演習問題では、生徒同士で相談しながら、わからない人がわかっている生徒に聞いたりしながら答えを導き出していて、活発な学びが見られました。
「両手と口を使う解き方」では、右手で三角、左手で四角の形を作りながら計算するというユニークな方法も紹介され、生徒たちは右手と左手で異なる動きをする難しさに苦戦しつつも、楽しそうに取り組んでいました。
そして最初の
「5で割ると3余り、7で割ると2余る数を求めよ」
という一見簡単そうに見える問題から始まり、数学に潜む意外な不思議さに触れる講義となりました。「驚くほど不思議である」という意味と、「計算すると出てくる“余り”の不思議」をかけて、講義タイトルの「あまりのふしぎ」が回収されました。
講義終了後には、理数探究で数学関連の研究を行っている生徒が先生に指導を受けたり、数学に興味を持つ生徒たちが硲先生に質問したりと、熱心に交流する姿が見られました。
生徒の感想 O・A (東松山市立松山中学校出身)
数学講義「あまりのふしぎ」 にて硲文夫教授より割り算の余りについての講義を受けました。
「5で割ると3余り、7で割ると2余る数を求めよ」 という問題に対して、 幼稚園生でも解けるレベルから研究者のレベルまで幅広い解法に挑 戦しました。 レベルが上がり複雑な定理でも理解できると嬉しく感じました。 数式や計算で求めるもの以外にも、 両手と口を使うものや可視化するものもあり、 解法の多様さに驚きました。さらに、 問題の解法から発展して結び目理論へ移り、 最終的にはDNAにも数学が関わっているという話もしていただき ました。そこで生物にも数学が潜んでいることが、まさに「 あまりのふしぎ」でとてもおもしろいと感じつつ、 1つの学問から他の学問へとつながり、 広がることに関心しました。
今回の講義は、 新しい知識を身につけることの面白さを再確認できる講義でした。 いろんな学問を勉強することで自分の視野を広げていきたいです。