【SSH】つくば Science Edge 2026
3月27日(金)〜28日(土)の2日間、つくば国際会議場で開催された「つくばScience Edge 2026」に、本校の希望生徒10名が参加しました。
「つくばScience Edge」は、全国の中高生が自らの研究成果を発表し、科学的な思考力や表現力を競い合う国内最大級のサイエンス・コンテストです。「科学の街」つくば市を舞台に、大学教授や研究者から直接フィードバックを受けられるほか、他校の生徒との交流を通じて刺激し合える貴重な学びの場となっています。
会場では、フロアポスター発表やオーラルプレゼンテーション、サテライトプレゼンテーションなど、多様なスタイルで発表が行われました。
本校からは2年生が2件のポスター発表を行い、そのうち1件は「ブースポスター発表」にも選出されました。
平栗くん・藤谷くんのポスター発表
「黒麹と黄麹の陣取り合戦 〜先住者効果と多様性〜」
黒川くんのポスター発表
「淡水産巻貝がうける水流の影響」
黒川君のブースポスター発表
今大会は海外からの参加者も多く、会場の至る所で英語による質疑応答が行われていました。
モンゴルの学生さんの発表
台湾の学生さんの発表
海外からの学生さんによる発表に対し、本校の生徒たちも「研究」という共通言語をもとに、四苦八苦しながらも懸命に英語でやり取りしている姿が非常に印象的でした。
27日には発表会のほか、第一線で活躍する研究者や技術者から直接指導を受けられる「サイエンスワークショップ」が開催されました。生徒たちは10種類以上のプログラムから自身の興味に合う分野を選択。学校の授業では得られない「生きた科学」を体感しました。
その中の一つ、国立研究開発法人 産業技術総合研究所の大山潤爾博士によるワークショップ「理系文系を超えて社会を科学する 〜Well-beingな未来の教育と生活〜」の様子を紹介します。
大山先生の研究紹介に続き、グループで「家事育児カードゲーム」に挑戦しました。
これは、育児休業中の両親が3ヶ月の赤ちゃんの世話をどう分担するかを、時間軸に沿ってシミュレーションするものです。
食事の準備や身支度など、自分たちの予定と育児を両立させるためには緻密な調整が必要で、なかなか思うようにカードが置けません。
実際の育児はさらにイレギュラーな事態の連続ですが、生徒たちはこの体験を通じ、育児に対する新たな視点や多様な価値観に触れることができたようです。
今回のワークショップでは、誰もが自分らしく幸せに生きられる社会「Well-being」の実現について学びました。
人の心を考える「文系」の視点と、技術で解決する「理系」の視点を合わせた「文理融合」のアプローチが、社会課題の解決には不可欠です。生徒たちは、文理の枠を超えた探究の面白さを肌で感じる貴重な機会を得ました。
つくばでの2日間を通じ、参加した生徒たちは科学技術に対する視野を大きく広げることができました。この経験を、今後の自身の探究活動に活かしてくれることを期待しています。
生徒の感想
1年 M・N(鶴ヶ島市立南中学校出身)
つくばサイエンスエッジに参加し、ポスター発表、プレゼンテーション、ワークショップを体験しました。体験を通して、自身の興味関心を広げることができ、また、「なぜだろう?」と疑問を持つことや、自分の好きなことをとことん突き詰めることが重要だと感じました。研究発表では、国外の学生とコミュニケーションも楽しむことができました。ワークショップでは、実際に体験をしながらいろいろなことを知ることができました。この体験によって学んだことを自身の研究に活かし、より良い研究をしていきたいと思います。
2年 F・K (ときがわ町立都幾川中学校出身)
つくばScienceEdgeの会場では、ポスター発表やオーラルプレゼンテーション、 サイエンスワークショップなどが行われた。北海道や沖縄、台湾など、各地から多くの人が集まり、 発表を行っていた。
沢山のポスターを見て、 地域によってポスターの作りが違うことに気づいた。 それぞれ使用している色味や構成など様々だったが、 見やすく工夫されており、大いに参考になった。
研究内容についても、同年代とは思えないほど、 レベルが高かった。また、 研究した内容を実際にどのように活かすかを考えている人が多いと 感じた。どれも実現すれば世の中の役に立つ内容で、 非常に興味深かった。
海外の人との交流もあり、 自分の英語レベルの低さに悔しさも感じる一方で、 海外の人と意思疎通ができた喜びもあった。また、 自分たちの身近な問題をテーマにし、 レベルの高い研究を行われており、大変勉強になった。さらに、 ポスター発表の際、スタンプラリー形式で、 3つの発表を聴くとキーホルダーを貰えるという、 画期的な集客方法を行っており、 自分たちにはない発想に驚かされた。
今回、つくばScience Edge 2026に参加し、 たくさんの人が非常に努力していることがわかった。 私は理系科目が苦手だが、それでも興味をそそられる内容で、 非常に有意義な経験となった。今回のことを胸に、 これからの大学受験も頑張っていきたい。