令和4年度 第58回比企一周駅伝大会 開会式(体育館) (令和4年11月22日)
秋気いよいよ深く 武州松山に集いし25本の襷たち。そこに込められた男たちの思い。
「いざ頂点を極める戦いへ」
2年生の生徒が考えてくれた、とても優れたキャッチフレーズです。
「いざ頂点を極める」。球技大会、体育祭で悔しい思いをしたクラスは、ぜひ、見返してほしい。
走るのは15人。でも、栄冠は、そのクラス全員で勝ち取ったものになる。スタッフ側の生徒があってこその栄冠となる。駅伝大会とは、そういうものです。
まず、スタッフ側の生徒に言いたい。仕事の内容は分かっていますか? 1年生はもちろん初めてなので分からないことが多いと思う。そういう時、人間は2つのタイプに分かれる。
・第1のタイプは、言われるまで指示を待つタイプ。
・第2のタイプは、何をすればよいか自分で見つけるタイプ。
第1の指示待ちの人は、これから先の人生においても、誰かの指示で動かされることが多い。たしかに、世の中は、リーダーだけでは成り立たない。フォロワーシップも重要な資質だ。しかし、いつも誰かに動かされるだけの人間にはなって欲しくないと思います。
ぜひ、自分から何をすべきか探し、考える第2のタイプであって欲しいと思います。何をすべきか自分で考え、分からなければ、保護者をはじめ周りの人に「何をすればいいですか」と自分から聞いてほしい。
今回、協力してくれる保護者は、総勢470人にも上る。こんな大きな学校行事は、他にはありません。さらに、警察官、警備員、道路工事の関係者など、協力してくれている人は
ものすごい人数となる。ぜひ、感謝の気持ちを忘れないでほしい。
走る生徒に一言です。これまでの学校行事で、私は同じ話を2回はしませんでした。しかし、この駅伝だけは別です。昨年と同じです。
「愛する者のために走れ」。
朝、「行ってらっしゃい」と送り出してくれた人のためか、ともに走る仲間のためか、次のデートの時に「頑張ったね」とほほ笑んでくれる○○女子高校の人か、自分自身のプライド。誇りのためか。それぞれでいい。
「愛する者のために走れ」私からの応援メッセージです。 いい大会にしましょう。