理科授業
盲斑・黄斑の実験
3年生物選択生徒が盲斑・黄斑の実験をしました。
私たちの視野は欠けること無くあるように感じていますが、実は見えていない部分があり、それを盲斑といいます。脳がそれを補っているので見えてない部分があるように感じることはありません。
また、色に関しても視野全体をカラフルに見ているようで、視野の端では色の認識は曖昧です。眼球の中で色を認識している部分が黄斑です。
生徒たちは紙の重さや比を利用して、自分の盲斑の大きさを計算したり、色を認識できる角度が限られていることを確認しました。
物理 演示実験
3年理数科と3年特進物理選択の授業で物理の演示実験を実施しました。
これは電子線の演示実験です。
なんとこれは昭和58年に購入された備品です。
銅板の上に強力な磁石を置き、板を斜めにすると磁石はゆ~~~くりと落ちていきます。
これは、うず電流の演示実験です。
硫酸銅の水溶液が電場と磁場の影響を受けて回転し始めました。
これはローレンツ力の確認実験です。
分かりやすいように、水溶液に発泡スチロールの粒を浮かべています。
変圧器を用いて出力の電圧を上げ、放電現象を観察しています。
バチバチと放電の音も聞こえます。
分散授業 1年化学基礎
松山高校では新型コロナ蔓延防止の観点から、3年生は全員登校の分散授業、1,2年生は分散登校で授業を実施しています。
9月10日(金)の1年1組の化学基礎の授業では出席番号偶数の生徒が学校で、奇数番号の生徒は自宅でオンラインで授業を受けました。
1年の化学基礎では、生徒たちは予め指定されたYoutubeの動画を視聴してから授業を受けています。
(限定公開のため加工をしています)
ちなみにこのYoutubeの視聴回数は考査前に急上昇します。
Zoomを使い、PowerPointの画面を共有して説明を加えながら授業を進めていきます。
問題演習の際には自宅にいる生徒も学校にいる生徒も同じ問題を解き、答えるときにはオンラインで受講している生徒に「Raise Hand(手を上げる)」の機能を使って意思表示をさせ、答えさせたりしています。
動画配信とZoomを活用することで、進度が遅れること無くスムーズに授業が進められています。
分散授業 2年化学
松山高校では新型コロナ蔓延防止の観点から、3年生は全員登校の分散授業、1,2年生は分散登校で授業を実施しています。
9月8日(水)は出席番号が偶数の生徒が登校しています。
2年理数科の化学では、Zoomを利用し、自宅にいる生徒も学校にいる生徒と同じ授業を受けています。
黒板の中心1/3のスペースを使うことで、カメラを移動することなく映像に載せています。
担当の先生はBluetoothマイクを使い、PC越しでもクリアな音声が伝わるようにしています。
左のタブレットで教室を、右のタブレットで黒板を映しています。
教室内を映した映像があるので、自宅にいる生徒も学校の雰囲気を感じながら授業を受けることが出来ています。
科学系部活動
9月4日(土)に開催された松高祭での科学系部活動の様子を紹介します。
↑校門付近に展示された、実行委員によるマンモスと砂時計↑
普段通りの文化祭であれば、松高生はもちろんのこと、小中学生、保護者の方々にも大人気の科学系部活動の展示。
残念ながら、今年は校内公開のみとなりましたが、研究や日頃の科学系部活動の活動紹介や、教室に足を運んでくれた人たちに楽しんでもらえる科学実験などを実施しました。
◆地学部◆
地学部はコハク即売会とコハク磨き体験をしました。
顕微鏡でコハクに閉じ込められた虫を観察できるコーナーもありましました。
◆物理部◆
物理部は、ゲームの発表やライントレースロボットのプログラミング体験をしました。
◆化学部◆
「大科学実験」
化学部はビスマスの結晶を作ったり、信号反応や、ゾウの歯磨き粉などの実験体験をしました。
◆生物部◆
「研究費不足中~同情するならメダカ買え~」
生物部では研究内容のポスター展示とメダカすくいをしました。
校長先生もメダカすくいにチャレンジしてくれました!
分散授業 3年物理
松山高校では新型コロナ蔓延防止の観点から、9月18日(土)まで3年生は全員登校の分散授業、1,2年生は分散登校で授業を実施しています。
3年4組の物理の授業は、教室と講義室の2教室をオンラインでつないで同時に授業をしています。
↓3年4組の教室
↓講義室
↓講義室
Zoom を利用し、PowerPointを使って授業をすることで、先生がいない教室でもほぼ支障なく授業が進められています。
東京大学連携 バイオテクノロジー実習
7月27日(火)~29日(木)の3日間、所沢北高校で実施されたバイオテクノロジー実習に2年理数科の3名が参加しました。
今回の実習は「世界をリードする科学技術人材育成事業」によるもので、東京大学農学部と連携して開催されました。
生徒の感想 野口晃男(川越市立霞ヶ関西中学校出身)
今回の実習は東大の先生や所沢北高校の先生から説明を受けながら、アムジェンから貸し出された普段授業では使わないような最新の実験道具を使って、大腸菌の遺伝子組換の実験をするものでした。所沢北高校で行われ、所沢北高校、川越高校、松山高校の3校から参加者が集まっていました。初めて行く高校で初めて会った人たちに囲まれての実験は、とても気持ちが引き締まりました。
実験の途中で、なぜこの手順で実験するのかの理由を班の中で話し合う機会が設けられていました。例えばプラスミドを作るときにバッファー(緩衝液)を使うのですが、それをなぜ使うのか、といったことです。それらは難しかったですが、理由を確認することができたため、実験についてより深く理解することができて楽しかったです。
実習を終えて感じたことは、思っていたよりも簡単に遺伝子組換ができてしまい、技術の進歩を感じるとともに、自然の摂理を破る生き物を個人で作れるようになるのでは?と思い、恐ろしくも感じました。
生物基礎 ゲノムテクノロジーの光と影
1年6組の生物基礎の授業で、NHKスペシャルで放送された番組「ゲノムテクノロジーの光と影」の前半を見て、ゲノムテクノロジーの「光」の部分について意見を交換しました。
不治の病が治ったり、人間の遺伝子を組み込んだマウスを使って新型コロナの研究をしたり、ゲノム編集により今まで不可能だったことが可能になりつつあります。やがては親の望む容姿や能力をもった子供を作ることも可能になってくるかもしれません。生徒たちは様々な意見を出し合いっていましたが、これは本当に「光」なのか?と、そこはかとない不安を感じた生徒もいたようでした。
次回は番組の後半を見た後、ゲノムテクノロジーの「影」の部分について授業をします。