松高日誌

松高日誌(令和7年度)

100日前!

3年生にとっては 

気合の入る 100日カウントダウン

 

そうです 

共通テストまでいよいよ 

100日前になりました。

 

松山高校の進路の合言葉 

3つの「あ」

あせらず

あきらめず

あなどらず

本校OB マラソン選手小山選手も 

この言葉に触れてくれました。

 

もう 100日前ですが、

まだ 100日残っています。 焦らず、諦めず

 

でも 100日しっかりできたものが 笑えます。 侮らず

頑張れ!松高生

【生物部】四葉祭

9月15日(日)東京都立科学技術高校の四葉祭に生物部3名が参加しました。

 

 四葉祭とは東京都立科学技術高校の文化祭です。

ここで開催されたSSH生徒交流会に生物部1年生の黒川君、小川君と2年生の鈴木君が参加して来ました。

黒川君と小川君は「環境によるショウジョウバエの多様度調査」の研究を

 

 

鈴木君は「アメリカツノウズムシが忌避する刺激の選択」の研究発表をしました。

東京都内の高校文化祭の雰囲気にちょっと気圧されてしまったようでしたが、発表はしっかりとしてきたようです。

これからも、埼玉県内にとどまらず、活動の場所を広げていって欲しいです。

 

生徒の感想 小川遼平(志木市立宗岡中学校出身)

東京都立科学技術高等学校の文化祭でポスター発表をしてきました。そこでは他校の色々な発表を見たり、大学の教授や他校の先生方にポスター発表を見てもらったりしました。多くの人々に自分たちの発表をしつつ他校の発表を見る中で、自分たちの研究に足りないものや、これからの研究をしていくにあたってのヒントなどをたくさん得ることが出来ました。また、他校の先生方や大学の教授にも分かりずらい文や図を指摘してもらいました。今回の体験は自分たちにとって大きな力になったと思います。この体験をこの先の研究にも生かしていきたいと思っています。

【理数科】理数科体験授業

10月5日、中学生向けの理数科体験授業を行いました。

全体会では、卒業生から松高・理数科の魅力をわかりやすく伝えてもらいました。

 

体験授業では、数学分野「数Ⅲにチャレンジ」と物理分野「ライントレースロボットのプログラミング実習」に分かれて授業を行いました。

それぞれの授業で松高生がアシスタントにつき、問題やプログラミングについてのアドバイス、丸つけなどをしました。

体験授業後は中学生から理数科生徒たちへ、宿題や課題、部活動について質問をうける場面がありました。理数科の先輩たちが自分の体験談や普段の学校生活を楽しそうに答えていました

数学(問題演習の丸つけ中)

 

物理の様子(ライントレースロボット操作中)

 

【中学生からの感想】

★理数科OBの話を聞いて、理数科についての興味がわきました。数学の体験授業では国語の重要性を知り、数学についてさらに興味を持ちました。

 

★自分が夢中になって探究できるようなことが見つかりそうで、松山高校に入ってみたくなった。

 

★松高の先輩方が優しく丁寧に教えてくださって、とても分かりやすかった。

 

 

 

 

【SSH】全国生徒研究発表会

8月7、8日の2日間、神戸国際展示場で開催されたSSH生徒研究発表会に、生物部3年の伊藤君、門間君、渡邊君が参加しました。

SSH全国生徒研究発表会は、全国のSSH指定校の代表生徒が集まり、研究発表をする場です。 

発表したのは「埼玉県内におけるカワリヌマエビ属の2種の共生生物」です。

 

  PDFはコチラ

 

全国から集まった高校生や大学教授、研究者の方々に自分の研究の発表をしました。

松山高校SSH運営指導委員で、中央大学教授の中村太郎先生も発表を聞きに来てくださいました。

伊藤君の研究は素晴らしい内容で、中村先生から高評価をいただきました。

生物部で研究を続けてきたことの最後の発表の場で、他校の生徒との交流もあり参加者にとって、とても貴重な経験となりました。

 

生徒の感想 伊藤拓海(ときがわ町立玉川中学校出身)

8月7日、8日にかけて開催された「SSH生徒研究発表会」にて、松山高校の代表として発表をさせていただきました。

 

僕が神戸に着いたのは発表前日の8月6日、そよとも風のない蒸し暑い午後でした。

雨のあがりのような空気の重さと人の多さに酔いながら、電車とポートライナーを乗り継いで、翌日のポスター発表の準備を行うため会場へ向かいました。

発表会場である神戸国際展示場に着くと、その規模の大きさに驚かされました。
僕がポスター発表を行った1号館は、1階2階合わせて約6000m²の展示面積を有していて、運営や守衛の人たちと全国から集まった発表者たちが、祭日のように忙しく動き回っていました。

発表に用いるポスターの規定点検のためにブースに入ると、他の学校の生徒さんたちが目に入りました。

彼ら彼女らは、脂汗をかきながら喪服を着せられているような落ち着きのなさできょろきょろと辺りを見回している自分とは対照的に、知性と自信をジャケットのように羽織って、カクテルパーティを歩いているように見えました。

 

2日目の朝、発表会場に向かうポートライナーの扉が閉まった時、この発表会に参加したことをひどく後悔しました。

発表会に参加する人らでごった返したポートライナーの中もずいぶん不愉快でしたが、なによりも、知識と経験を僕よりもずっと多く持っている人たちに、自身の研究と発表を批判されるのではないか、研究の根本を揺るがされるような致命的な質問が飛んでくるのではないかという恐怖が、自分の胸の内を蠕動させました。

批判や質疑応答こそが研究発表の本質であり、歓迎すべきものであることは重々承知していますが、自分のそういったものへの恐怖は、どれだけ発表の場数を踏んでも、どれだけ質疑応答の練習をしても、小さくなることはなく、発表を終えるまで常に纏わりついてくるのでした。

そんな小心者の自分にとって全国大会というものは、15世紀の迷信深い水夫たちにとっての大西洋と同じで、あまりにも大きくておっかないものでした。

コアタイム(自身の発表ポスターの前にいなければならない時間)が終わるまで、ずっとトイレの個室に籠って、壁のシミでも数えながら時間が過ぎるのを待つか、なんて馬鹿な計画を立てたりもしました。

もしこの研究発表会が、自分にとって初めてのもので、自分一人でデータ収集からポスター作製、発表練習まで完全に独学独行で、自分の研究内容を誰も知らなかったら、きっとそうしていたことだろうと思います。

しかし、自分と共に研究をした相方のことや、研究のことから日常生活のことまで色々なことを指導してくださった先生方のことや、応援をしてくれた人たちのことが頭に浮かんで、自分が恥ずかしくなって、研究の内容をまとめたノートに何かを書き込みながら、思うのです。

もし自分がここで発表の機会をふいにするのであれば、それは自分と周りの人が与えてくれた全てのものに、唾を吐くのと変わらないのではないかと。


発表が始まると、あれだけ恐ろしく見えていた発表者の皆さまが、昨日とは打って変わって、等身大の高校生にしか見えず、腕を組んだり解いたりしながらも、ある程度の落ち着きをもって発表に臨むことができました。

それでも、質問者の皆さまがこちらに向ける、重大な仕事相手を見るような眼差しには、どうしても平静を乱されてしまいました。

どれだけ洒落た返答を用意していても、その目を向けられるとそれらを忘れてしまうのです。

彼ら彼女らの目と時計の針を交互に見ながら、止まっていると断言したくなるほど遅く流れる時間と戦っているうちに、コアタイム終了の放送が流れました。

生物部として活動した2年間の中で、最も楽しめた発表であったことに疑いはありません。

発表のご指導、引率をしてくださった先生方と、今大会の運営に関わったすべての方、応援をしてくださった皆様に心より感謝申し上げます。

【生物】坂戸中学校出前授業

9月17日(火)生物科の比留間先生が坂戸中学校で出前授業を行いました。

理数科がありSSH指定校でもある松山高校では探究的な学びを推し進めています。

今回の出張講義も生徒たちが科学的に探究する力を養う授業を展開しました。

 

今回の題材に選んだのはメダカの走性です。

メダカは流れに逆らうように泳ぐ走流性と、流水の中で自身の位置を保つため、周りの景色に合わせて泳ぐ保留走性があります。

 

水流に逆らうように泳ぐ様子と、周りの景色に合わせて泳ぐ様子を予想を立てながらそれぞれ観察した後、流れと同じ方向に周りの景色を動かしたらメダカはどう泳ぐのか?を仮説を立て予想して実際に実験をして検証しました。

 

メダカがどのように泳ぐか、意外な結果に生徒たちは興味津々の様子でした。 

参加した生徒たちの評判も良く、とても有意義な出張講義となりました。

坂戸中の皆さん、ありがとうございました花丸

【生徒ペン駅伝】第18区1-5 小雨も吹き飛ばす熱気!松高体育祭の一日

今年の松山高校の体育祭は、少し小雨がぱらつく天候でしたが、

それさえも忘れてしまうほどの熱気に包まれた一日となりました。

男子校ならではの勢いと熱意が感じられ、どの競技でも真剣勝負が繰り広げられました。

雨に負けないみんなの本気の姿に、会場はさらに盛り上がり、大きな応援も響き渡っていました。

特に3年生の強さには驚かされました。

最後の体育祭でもある彼らの全力は、まさに圧巻のパフォーマンスでした。

1・2年生も負けじと全力で競技に挑みました。

ある生徒は、「がんばったので悔いはない」と笑顔で話してくれ、勝敗を超えた達成感が広がっていました。

松山高校の体育祭では、勝敗以上に仲間との絆や、みんなで作り上げる一体感が感じられます。

男子校ならではの本気のぶつかり合いが、さらにこの学校の魅力を引き立てているのです。

この体育祭は、松高生にとって特別な思い出となりました。

松高では、仲間とともに全力で楽しめる時間が待っています!!

 

 

 

【応援団】総合福祉エリアでの演技

本日(9/28)、東松山市の総合福祉エリアで演技披露を行ってきました。

このイベントは6年ぶりの開催ということで、担当の方も試行錯誤しながらの開催でした。

昼過ぎに吹奏楽部とリハーサルを行っていたのですが、舞台の状況や立ち位置などの関係で、急遽その場で変更しなければいけない部分が出てくるというなか、臨機応変に対応し、なんとか演技を終えることができました。

1年団員は、2人とも悔しさをにじませた表情でした。

幹部の新井も「振り付けが抜けてしまった…」と後悔。

「野球応援曲メドレーが初だったので、もっと上手くやりたかった…」と話す団長の三好の面持ちは沈痛なものでした。

この失敗や悔しさが次に繋がり、それを重ねることで成長する。

来週(10/6)には、東松山市立松山第一小学校のグラウンドで行われる「松山地区体育祭」での演技が待っています。

1つひとつ経験を積み重ね、偉大な先輩2人に「追いつけ・追い越せ」の気持ちで励んでいきましょう。

みなさん、新生応援団の今後の成長、温かく見守っていただけたら幸いです。

今後とも、よろしくお願いします!!!

【新聞部】三菱鉛筆「80億人の表現者」に掲載!

80億人の表現者(三菱鉛筆株式会社)

三菱鉛筆株式会社「80億人の表現者」に
松山高校新聞部の記事をご掲載いただきました!

https://www.mpuni.co.jp/ uniquelycolumn/index.html

とても丁寧に取材をしていただき、
思い出深い記事になりました。

三菱鉛筆さんの言葉(信念)をお借りすると
「生まれながらにすべての人がユニークである」
個性と創造性あふれる松高新聞部の魅力がたっぷり詰まった記事をぜひお読みください。

#青春のギフト024

■新聞部のページもよろしくお願いします!(文化祭の報告をしました)
https://matsuyama-h.spec.ed. jp/ 072a1b32215167fd4f57c5caf0ecbc 23

【SSH】大学出張特別講座プログラミング実習

8月21日(水)理数科2年生対象にプログラミング実習を行いました。

講師は松山高校理数科卒業生で、中央大学理工学部教授の中村太郎先生です。

 

 

中村先生の研究室は人工筋肉×生物型ソフトロボットの研究をしています。

まず初めに、中村先生の研究室や研究内容についての講義がありました。

中村先生が子供の頃から好きだった「虫」からヒントを得た、ミミズの動きを模倣したロボット開発や人工筋肉によるパワーアシスト装置の開発などをしています。

 また、中央大学発のスタートアップ企業「株式会社ソラリス」を創設し、ミミズロボットの事業化に挑戦しているそうです。

 

 

そして講義の中で「勉強」と「研究」の違いについて、

「勉強」は「世の中にすでに存在していることを知る行為」

「研究」は世の中に存在せず、まだ知られていないことを「探る」行為であると定義し、

これからの世の中に必要な人材は、失敗を恐れずフロンティア精神にあふれた「探究が出来る人」とお話しされました。

これを聞いて理数探究で研究をしている理数科の生徒たちはどう思ったでしょうか?

講義の後の質問も活発に行われました。

 

 

講義のあとはライントレースロボットを用いたプログラミング実習を行いました。

 

中央大学から7名のTAの方々に参加していただき、丁寧に指導をしていただきました。

今回使ったライントレースロボットは、赤外線で色の明暗を判別し、それによりモーターのどの車輪をどのように動かすかのプログラムを組み、複雑なラインをトレースするものです。

基本的なプログラミングを教えてもらった後で、カーブやラインが交差しているときの走り方など試行錯誤しながらプログラムを組んでいました。

 

 

 

 プログラミングは試行錯誤して、うまくいかなかったらすぐに修正できるのが良いところです。生徒たちは楽しみながらプログラミングを学んでいました。

一番難しい課題をクリアできた生徒には、中村先生からボストンで開催された学会オリジナルのバックが授与されました!

副担任と喜びを分かち合う緒方君

 

生徒の感想 柴生田将悟(東松山市立南中学校)

ライントレーサープログラミングをやりました。ライントレーサーとは線を追って進むようにプログラミングされた車輪駆動ロボットのことです。実習では難易度が設定されていて、難しくなるにつれ試行錯誤が必要とされました。私は実習にて一台の車と出会いました。ここでは親しみを込めて「彼」と呼びましょう。初め彼は前後に動くことしかできないポンコツでした。こんなのが線の上を走ることができるのだろうかと不安になりました。ところが彼はどんどん学習していき、ついには線の上を走ってみせたのです。私はなんと滑らかに動くのだろうかと感動したことを今でも覚えています。彼とはその時間きりの関係でしたが、今も元気に走っていることを願っています。