松高日誌

松高日誌(令和5年度)

【SSH】英語プレゼンテーション講習

理数科特進合宿中、1年は合宿3日目の8月21日、2年生は合宿最終日となる8月22日に、ヴィアヘラー幸代先生を講師に迎えて英語プレゼンテーション講習を実施しました。

 

 

松山高校のSSH第3期の取り組みの一つとしてグローバル化の促進があります。

英語でプレゼンテーションをする能力を身に着けることも、その1つです。

今回のプレゼンは、4人程度の班に別れ、その班ごとにテーマを決め、それに対して3つの事柄を英語で説明するスタイルで行われました。

ヴィアヘラー先生からは、プレゼンでは要点のみを述べ、聞き手にもっと知りたい、質問したいと思わせ、質問に答え対話することで情報をさらに与える、と指導を受けました。

 

 

英語で主張をまとめ、役割分担をしています。

 

 

各班ごとに、松山高校についてや日本のアニメについて、昆虫食についてなど、興味があるテーマでプレゼンを作り、ユニークなパフォーマンスも入れながら英語でプレゼンをしていて、発表を見ている生徒たちは終始笑顔でした。

 

コント形式のプレゼンもあったりで、印象に残る発表がされていました。

今回学んだことを来年6月に予定されている英語研究発表会に活かしてもらえることを期待します!

 

 

生徒の感想 2年 小林歩夢(坂戸市立住吉中出身)

今回の英語プレゼンテーションの授業ではプレゼンにおいて重要なことを学び、世界に視野を向けた講義であった。始めにどのようにプレゼンをすると良いかを教えてもらい、次に班に分かれてプレゼンする科学に関するテーマを決めて、それに対して3つの質問とそれらに対する答えを考え、前に出て班ごとにプレゼンをした。
授業では歩きながら喋る、アイコンタクトを意識する、ジェスチャーをすることの3つがプレゼンにおいて大事であることを学んだ。また、プレゼンでは3つの内容に絞ってそれに対しての質問を募ることも大事であると学んだ。他にも、ネイティブに5W1Hを聞くとほとんどwho,what,when,where,why,howの順で答えるという興味深い話もしてもらった。
このようなことを学べる貴重な機会を活かせるように努力したいと思った。

 

1年 石野天悠(鶴ヶ島市立富士見中学校出身)

8月8日(月)~8月10日(水)の3日間にわたり8月21日に嵐山町にある国立女性教育会館で外部の講師を呼び、英語プレゼンの講習が行われました。

今回の講習で重視されていたのは『プレゼンの出来を良くするもの』ではなく、講師から習ったノウハウを活かし、制限時間に『終わらせること』というものでした。

各班4~5人ほど集まり、ジェスチャーや体の動き、プレゼンの内容の工夫を習い、それぞれのテーマを決めて英語でプレゼンを実施するものです。ヴィアヘラー先生の指導により、英語プレゼン力が上がりました。今回の講習のことを記憶の片隅に残したまま、理数科の英語プレゼン発表の時に活かせるようにしたと思います!!

 

【SSH】埼玉大学出張講義

8月22日 理数科特進合宿中に、埼玉大学の小林哲也先生を講師にお招きして理数科1年生を対象に生物講義を実施しました。

 

小林先生は、本校のSSH運営指導委員でもあります。

 

講義のタイトルは「ホルモンとは何モン? ~生命をあやつる不思議な分子~」です。

ホルモンって何?焼肉?と思うかもしれませんが、実は、私たちが生きている中で数多くのことがホルモンで制御されているのです。

大学の講義さながらの難しい内容もありましたが、カエルの変態や性分化、ドーピングなど身近な話題に生徒は興味深そうに耳を傾けていました。 

 

 

 

生徒の感想 石野塔和 川越市立霞ヶ関東中学校出身

埼玉大学の小林教授からホルモンについて講演していただきました。

ホルモンという言葉は普段聞いたことがあるが、どのようなものか知らなかったので改めて知ることが出来て良かったと思いました。少し内容が理解しづらい所もあったけれども、大学で学ぶことについて知ることが出来ました。また、大学の教授がどんな感じで説明するかなど大学についても知ることができたので良かったです。

【SSH】中央大学プログラミング講義

8月21日(月)理数科2年生を対象に中央大学の中村太郎先生を講師にお迎えしてプログラミング講義を実施しました。

 

中村太郎先生は松山高校理数科の卒業生で、本校SSHの運営指導委員でもあります。

 

中央大学からは4人の学生がTAとして参加していただきました。

今回はロボットプログラミングキット「α-Xplorer」を使ったプログラミング研修です。

 

 

α-Xplorerは本体から赤外線を発射し、赤外線反射センサーで跳ね返りを感知して黒いラインをトレースします。

プログラミングはC-Styleというアプリで行います。

 

交差したり、鋭角に曲がったり、ジグザグだったりと課題が増えると、単純なプログラムでは思ったようには走らなくなるので、どのようなプログラムを組めばそれらの課題をクリアできるのかを考えていきます。

うまくいかなくてもすぐに修正できるところが、プログラミングの面白いところです。

複雑なラインをトレース出来たときは、歓声が上がっていました。

 生徒たちは楽しみながらプログラムについて学んでいました。

 

生徒の感想 小鷹望(坂戸市立住吉中学校出身)

理数科特進合宿の3日目にプログラミングの講習を受けました。始めに中村先生からソフトウェアとハードウェアというものについてお話していただき、その後ライントレースロボットの説明をしていただきました。最初は黒い曲線上を走らせる単純なプログラムでしたが、レベルが上がっていくと、ジグザグのコースや線がクロスしていたりと複雑なプログラムを書かなければならず、とても苦労しました。現在の情報化社会において、この様なプログラミングの知識や技術は必須になってくると思うので、これからの人生に役立つ素晴らしい機会となりました。

 

【高大連携】バイオテクノロジー実習及び食物連鎖とSDGs・農学部研究

8月7日~9日 所沢北高校で実施された「バイオテクノロジー実習及び食物連鎖とSDGs・農学部研究」に松山高校から生物部1年生の5人の生徒が参加しました。

これは所沢北高校が東京大学農学部と連携して実施しているバイオテクノロジー講座で、ほかにも川越高校、川越女子高校からの参加がありました。

 

初日はマイクロピペットの取り扱い方の練習や、制限酵素を使った遺伝子操作について学んだ後、実際に遺伝子組換えを行い、組換えた遺伝子を大腸菌に導入しました。

2日目は、培地に蒔いた大腸菌が順調に増えたのか、遺伝子組換した大腸菌が増えたのかを、UVで光らせて確認しました。

 

 

生徒達は高校ではあまり体験できない貴重な経験をしてきました。

 

生徒の感想 宮崎将吾(毛呂山町立毛呂山中学校出身)

今回、8月7日~9日の3日間、遺伝子組換の方法やそれをやる理由について学びました。1日目は具体的な方法を教えていただいた後、実際にPCRを行った。そして2日目に1日目に行ったPCRの結果を見た。

今回は所沢北高校に行って教えていただいたが、以前にもマイクロピペットの使い方やサーマルサイクラーの使い方などを部活の先輩に教えていただいていたので、少しはやることができたが、なぜPCRをやるのかや、PCRをやることによって何を知ることができるのかは知らなかったので、今回学んだことを活かして、自分の研究に生かしてきたいと思いました。

 

【理数科】SDGs講義

8月19日 理数科特進合宿中に理数科1年生を対象に、SDGsの講義(「2030SDGsゲーム」)を行いました。

 

 

講師は生物科の三上先生です。

SDGsに関する講義の後、SDGsの各目標がつながっているパートナーシップの大切さについてカードを使ったゲーム方式で学びました。

 


生徒の感想 今井来夢(東松山市立松山中学校出身)

松高の勉強合宿中にSDGsについての授業を行いました。三上先生に来てもらい、SDGsのゲームについての説明をしてもらい、実際にクラスでグループに分かれて行いました。このゲームのルールとしては、与えられたお金と時間を使って、プロジェクト活動を行うというものでした。プロジェクトを各グループが行うごとに、経済や環境、社会が変わっていくので、どのような行動をすればいいのかと、思考力が問われました。この授業を行ったおかげでSDGsについての理解が深まり、自分たちのチカラで世界を変えていける可能性を感じることが出来ました。