松高日誌(令和4年度)

カテゴリ:SSH

【SSH】生徒研究発表会

1月28日(土)東松山市民文化センターで生徒研究発表会を実施しました。

 

 

1月25日に実施したクラス内発表で選ばれた科学探究の6本の発表と数学探究、理数系部活動、1,2年生の総合的な探究から選ばれたものと合わせて12本の発表がありました。

 

 運営指導委員の方々や保護者、OBが来場しての開催は3年ぶりとなりました。

 

ステージでは2年生が1年生の時から取り組んできた課題をPowerPointを使って分かりやすく説明しました。

 

 

質疑応答では活発な質疑応答が行われ、OBからも多くの質問がありました。

 

 1年生の総合的な探究の授業では、東松山の地域ブランド、ひがしまつやまプライドに認定された製品の紹介CMを作成。学年で選出された作品を放映しました。

 全てのCM作品はコチラからご覧いただけます。

動画撮影に関して苦労したことや、どんなところに気を付けて作ったかなど、作成したグループの代表者がコメントをしました。

 

総合的な探究の2年生は東松山の課題解決をテーマに口頭発表しました。

 

 東松山の活性化について、生徒たちなりに考え、まとめていました。

 

評価の高かった研究発表を紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、ホワイエ等で1,2年生のすべての探究、理数系部活動などのポスター発表を行いました。

 

 

 研究の内容について数多く質問する姿が見られました。

 

午後は松山市内の小学生が研究発表をする松高科学展を開催しました。

感染症拡大防止の観点から小学生を招いての実施はしばらく無かったのですが、今回は3年ぶりに小学生に研究発表をしてもらいました。

 

 

 どの研究も小学生が研究したとは思えないほどレベルが高く、生徒の口から「僕たちの研究よりもすごい…」というつぶやきが聞こえてきました。

その後、運営指導委員の先生方と成果報告会、運営指導委員器が行われ松山高校SSHの活動についてご意見をいただきました。 

この後、2年生は6月に実施予定の英語研究発表会に向けて英語でプレゼンできるように準備をしていきます。

 

生徒の感想 1年理数科 小野寺悠真(富士見市立水谷中学校出身)

SSH生徒研究発表会は、僕にとって刺激的な行事でした。理数科の先輩たちの研究発表はどれもレベルの高い内容で資料を読んでいても、プレゼンのスピードに理解が追い付かないようなことが何回かありました。

この行事で来年までにどのようなプレゼンをしたらよいのか、という具体的なイメージが湧きました。また、来年の自分たちがどのような研究発表ができているのか、とてもワクワクしました。これからも、丁寧に研究をして、今回の先輩たちの研究発表を超えられるような、内容の伝わりやすいプレゼンを目指して頑張っていこうと思いました。

  

2年理数科 橋本颯(川越市立初雁中学校出身)

今日はSSH生徒研究発表会が開催されました。発表会では先日行われたクラス内発表で選出された物理化学生物地学や数学のそれぞれのグループと理数系部活動、総合的な探究のグループが発表しました。

どの発表もわかり易くレベルの高い物でした。その中でも地学分野の「東上線沿いの河岸段丘」は専門知識がない私たちにも理解できるもので、いろいろな分野に発展できそうな内容でした。

ぜひたくさんの人に聞いて欲しいと思いました。今回僕たちの研究は選ばれませんでしたが、他の班の研究から良い刺激を貰えたので今後の研究に生かせるようにしていきたいです。

【SSH】理科研究発表会

2月4日(土)埼玉大学で理科研究発表会が開催され、生物部と化学部が参加しました。

午前中のポスター発表には生物部と化学部が参加。

 

 

 生物部は「埼玉県内におけるカワリヌマエビ属から発見された共生生物の報告」と「飯能市苅場坂産ナミウズムシの系統の解明」のポスター発表をしました。 

 

 

化学部は「ビスマスの陽極酸化における構造色の変化と電圧・温度の関係」「銅板への電解スズめっきと加熱による青銅めっきへの誘導」「ポリ乳酸の簡単な合成方法の検討」「身近なものを用いた燃料電池の電圧の変化」「ソメイヨシノからのクマリンの新しい抽出方法」のポスター発表をしました。 

 

午後は化学部の「ビスマスの陽極酸化における構造色の変化と電圧・温度の関係」と「銅板への電解スズめっきと加熱による青銅めっきへの誘導」が口頭発表をしました。

 

埼玉大学の先生方や学生の方々、他校の生徒がいる中での発表は、生徒たちにとって良い経験となったようです。

 

生徒の感想 鹿内鉄矢( 東松山市立東中学校出身)

2月4日(土)、埼玉県高等学校理化教育研究発表会が埼玉大学にて開催されました。この行事では、埼玉県内の高校生がお互いの研究成果を発表し合い、埼玉大学の教員、大学院生、学部生の方々に指導講評をして頂きました。
これまで他校に向けての発表をする機会があまり無かったこともあり、とても緊張しました。発表の中には着眼点や発想力に驚かされるものがありました。また発表の態度やスライドのレイアウトなど見習いたいと思う点が多くありました。そして他校からの質疑応答や埼玉大学の方々による指導講評により、自分の研究を見直す良い機会となりました。

口頭発表の機会はまだあるので、この行事で学んだことを活かし、より良い発表をできるように頑張りたいです。

 

伊藤拓海(ときがわ町立玉川中学校出身)

今回私たち生物部は、埼玉大学で開かれた埼玉県理化教育研究発表会にて研究発表を行いました。
私は今回、初めて研究発表会に参加しました。
初めてということもあって緊張していましたが、真剣に発表を聞き思いやりのある質問をしてくれる優しい人ばかりで、何事もなく発表を終えることができました。
今回の発表で研究発表会の雰囲気を掴む事ができたので、いただいた質問やご意見を次の研究発表に生かしていこうと思います。

【SSH】SS理数数学Ⅰ 大学出張講義

1月23日(月)1年の理数科特進対象に、東京電機大学の硲文夫先生を講師にお招きして、出張講義を実施しました。

 

 

講義のタイトルは「三段論法のふしぎ」です。

三段論法とは論理学における、論理的な推論を重ねながら結論へ導く論法です。

これは古代ギリシャの哲学者であるアリストテレスが確立した論法です。

そう聞くと、数学とは関係無いように思えるかもしれませんが、提言命題を4つの方に分け、記号であらわすことで数学的に解けるのです。

提言命題は4つの型があります。

「すべてのSはPである」

 (例)全ての人間は動物である

「すべてのSはPでない」

(例)全ての三角形は四角形でない

「あるSはPである」

(例)ある松高生は埼玉県民である

「あるSはPでない」

(例)ある自動車は日本製でない

です。

 

 これらから提言三段論法について考え、ベン図を使って妥当性の吟味をしました。

 

生徒の感想 荻野航(日高市立高麗川中学校出身)

東京電機大学の硲文夫先生に三段論法のふしぎという講義をしていただいた。講義内容としては、三段論法の提言命題からベン図を用いた考え方を学び、その後、近くの席の人たちと相談しながら、その妥当性について吟味した。

数学で学んだ「集合」という分野でも用いたベン図をこのようなところにも応用すると、提言命題にある4つの型を簡単に示すことができていた。また、この考え方をうまく使うと、他の数学の問題も解くことが出来るのでは無いかと思う。理数科は理数探究があるのでこのような視点を活かしていきたい。

【SSH】生徒研究発表会クラス内予選

1月25日(水)理数科2年が1月28日(土)に実施予定の生徒研究発表会のクラス内予選を実施しました。

 

ここで選ばれた発表が、生徒研究発表会のステージで発表します。

 理数科2年生が1年半かけて研究してきたことをPowerPointを使って発表しました。

質疑応答も活発に行われました。

予選を通過したのは以下の青で網掛けした6本です。

 

 

これら6本と化学部、総合的な探究の発表と合わせて12本が1月28日(土)に東松山市民文化センターにて実施予定の生徒研究発表会で口頭発表をします。

また口頭発表後、探究Ⅰ、探究Ⅱの全ての研究と、理数系部活動のポスター発表をします。

【生物】東京理科大学研修

東京理科大神楽坂キャンパスで実施された細胞培養と微生物実習に理数科3年の生徒が参加してきました。

細胞培養の実習は12月25~26日、微生物実習は1月5~6日に行われました。

この実習に参加している高校生達は、自ら理科大のwebサイトを見て申し込んでいて、とても意欲的な学生たちです。遠くは関西地方から泊りがけで参加している生徒もいました。

 

細胞培養ではニワトリ胚から取り出した心筋と胸筋の組織を培養しました。

 

2週間程度温めたニワトリのタマゴ。

 

発生が進んだニワトリの胚から取り出した細胞を、丸1日培養したものです。核が確認できます。

微生物実習では、乳酸菌を使った培養実験をしました。

 

紫外線が乳酸菌に与える映鏡についてや、ワサビ、ショウガ、ニンニクによる殺菌効果の実験をし、その結果からどのようなことが考えられるかなどをグループごとに発表しました。

 

 

 

 

 ご指導いただいた松田良一先生。

初めて会う生徒同士で実験をし、結果をまとめて考察し発表をするという貴重な機会となりました。

 

生徒の感想 佐藤琉晟(川越市立福原中学校出身)

今回、私は東京理科大学の細胞培養実習と微生物実習に参加してきました、
細胞培養実習では、孵卵して10日目前後のニワトリの卵を使いました。卵を割って、取り出した生き物は、目や足、手がすでにできている状態でした。取り出した生き物から、心臓の筋肉、胸筋を解剖して取り出しました。そして取り出した筋肉をいくつかの工程を通して、培養を開始しました。培養2日目は核や筋繊維が再生しており、まだ動いていない状態でした。しかし、培養4日目には心臓から取り出した筋肉による拍動や胸筋の動きなどが確認できました。細胞培養実習は高校ではないような機器を使っていたのと、実際に細胞が再生していくことを観察できた貴重な実習となりました。
 微生物実習ではヤクルトとR-1に含まれている乳酸菌を用いて複数の実験を行いました。その中でも一番面白かった実習は薬味の殺菌効果を調べた実習です。これは、おろしワサビ、おろしショウガ、おろしニンニクをR-1由来の乳酸菌中に入れ、どの薬味がどれぐらい殺菌効果があるか調べる実習です。結果はニンニクの圧勝でした。かなり殺菌されていたので驚きました。結果を踏まて、確かにニンニクを食べると風邪をひきにくくなる、たくさん食べると口の中がヒリヒリするなど殺菌が原因で起きているのではないかと思われる日常の出来事があるなと思いました。一見、簡単そうな実習でしたが非常に興味深かったです。
 今回の実習を通して実験の面白さを再認識しました。そして、ただ実験がうまくいくのが大切ではなくなぜこの操作を行い、どうしてこのような結果になるのを考えながらやっていくのが一番大切だと思いました。この気持ちをこれから先の大学での実験でも忘れないようにしたいです。

【SSH】Active Learning inPractical Work

10月5日(水)東南アジア教育大臣機構理数教育センター(在マレーシア)と国際協力機構(JICA)が実践するアフリカ教員研修プログラムの中で、松山高校化学部がSSHで行っている研究を英語で紹介しました。

 

  画面の向こうにいるのは、エチオピア、ケニア、マラウイ、ナイジェリアの方々です。

 

画面越とは言え、外国の方々に英語で研究発表をするのは緊張したようですが、生徒たちにとってはとても良い経験になったようです。 

生徒の感想 栗島 旺資 (東秩父村立東秩父中学校出身)

皆さんこんにちは!
先日(10月5日)、松山高校二階の化学室にて、「Active Learning in Practical Work」として、東南アジア理数教育センターとJICAの共同企画が行われました。化学部がこれまで行ってきた研究を5~10分程度の短い動画にまとめ、参加して下さった外国人の方々に向けて、英語でプレゼンテーションを行いました。学校の行事としてアフリカの人たちと英語で交流を行うことなど今まであまりなかったため、とても緊張しました。しかし、「一人の松山高校生」として、普段学ぶことの出来ない様々な経験ができたことには、大きな感動がありました。また、今回は二週間以内に動画を作らなければいけなかったため、「短い期間で自身の力を最大限発揮する」能力を磨く、良い機会になったと思います。

 

【SSH】ISEF体験者の発表と体験談を聴く会

9月24日(土) 東京都立多摩科学技術高校で「ISEF体験者の発表と体験談を聴く会」が開催されました。

 

 今年の5月にアメリカで研究発表をしてきた大妻嵐山中学校高等学校の生徒に、その時の発表を再現してもらい、感想や体験談を語ってもらいました。

ISEFとはInternational Science and Engineering Fairの略で、世界中の国や地域から2000人ほどの高校生が集まり、科学の自由研究を競うコンテストです。 松山高校からは2名が多摩科学技術高校で参加、オンラインで化学部の生徒が松山高校化学室から参加しました。

松山高校の生徒たちは実際にアメリカで発表してきた大妻嵐山高校の生徒の生の声に大いに刺激を受けたようです。  

生徒の感想 齋藤誠(川越市立富士見中学校出身)

本日私は日本学生科学賞を受賞し、ISEF(国際学生科学フェア)に出場したKさんの研究と体験談を東京都立多摩科学技術高等学校でうかがいました。 Kさんの研究は高濃度の水酸化ナトリウムの代わりにドデシル硫酸ナトリウムを用いることで、亜鉛粉末を用いる銅板への亜鉛メッキの安全性を向上させたというものである。

私がKさんの話をうかがっていて特に印象的だったことは、彼女の発表に対する姿勢であった。彼女は終始笑顔で質問にも冷静に、丁寧に答えていた。その様は、例えるならCA(キャビンアテンダント)のようであり、その姿はとても美しかった。 彼女によると質疑応答の際は「わからない」という言葉は使わないようにし、相手が何を言いたいのかむしろ私が知りたいのだという気持ちで話すようにしているとのことであった。 またこれは当然ではあるが、彼女は実験をかなりの回数行っていた。 彼女を見て自分も発表の時に感謝と尊敬の念を込めてスピーチを行えるように頑張っていきたいと思う。

【SSH科学探求Ⅱ】 3Dプリンターを駆使した研究

2年理数科SSH科学探求Ⅱ物理分野において、「水車の羽の数と発電量の関係」を調べるため、水車を生徒自らがFREE CADで設計し、3Dプリンターで製作しました。研究はまだ途中だが、水車の製作が終わり、いよいよ実験が始まります。どのような研究成果が得られるか楽しみです。

         <実験装置>         <水車の拡大図>     <3Dプリンターと製作した水車> 

製作した水車

              <生徒が設計し、3Dプリンターで製作した水車の一部>   

【SSH】東邦大学生物講義

8月19日(金)東邦大学理学部生物学科准教授 後藤祐二先生を講師にお招きし、1年理数科を対象に生物講義を実施しました。 

 

 

講義のタイトルは「1塩基の違いが性別、容姿やカラダの大きさまで変える!ゲノムの不思議!!」で、ゲノムの違いがもたらす生物の多様性について学びました。

ゲノムや遺伝子についての解説のあと、たった一つの塩基の差により様々な多様性が生まれる不思議についてお話していただきました。

 

 

これは生物が環境変化に対応し、多様性に富んだ個体を残すためにこのような多様性があると考えられています。

 

しかし、その多様性が環境の変化に対して吉と出るか凶と出るかはその時には分かりません。長い長いトライ&エラーの積み重ねで今の生物がいることを思うと、生命の神秘について感じることができたのではないでしょうか?

 

 生徒の感想 大嶋祐成(嵐山町立玉ノ岡中学校出身)

講義ではゲノムや遺伝子の細かい説明や、ゲノムの機能によって起こる生物の変化は一つの塩基が変わるとどうなるのか、また遺伝子が変わるとどんな変化が見られるのかが分かりました。自分は魚類の性決定に驚きました。いつでも性別を変えることができる魚や、群れの中でメスが死んだらその群れの一番大きいオスがメスになるなど、社会的に性転換する魚がいることが面白かったです。この講義を通して、生物分野における興味がわきました。それと同時に疑問が浮かんできて、生物のことについてもっと知りたいと思えました。あまり好きではなかった生物について面白いと思えてよかったです。

【SSH】中央大学プログラミング講習

8月18日(木)中央大学教授の中村太郎先生を講師にお招きし、2年理数科を対象に「生物・生体を規範とした”柔らかい”ロボットと実用化への挑戦」というタイトルで講義をしていただきました。

 

 中村先生は松山高校理数科の卒業生です。

 

中村先生の研究で生み出されたロボットは宇宙から海底まで活用されているだけでなく、医療分野や介護、農作業の現場などでも利用されているそうです。

 

 私たちもいづれ中村先生が開発したロボットを使うようになる日が来ることになるのでしょう。

 

また松高時代、中村先生がどんな学生だったについての話は、生徒たちにとっては身近な話題として興味深そうに聞いていました。

 

 午後は、中央大学の学生4人にTAとし参加していただき、ロボットプログラミングキット「α-Xplorer」を使ったプログラミング研修を行いました。

自分でロボットを動かすプログラムを組み、それをインストールして実際にロボットにライントレースさせます。

思たように動かず、何度も修正しながらプログラムを組んでいました。

上手くライントレースができたときには歓声が上がっていました。

生徒の感想 島田侑(吹田市立第一中学校出身)

今回は夏休みの勉強会で中央大学教授の中村先生から講義を受けました。講義では主に人工筋肉についてのお話を聞き、そのほかにも様々なロボットについてのお話を聞きました。

今回の講義で同じロボットでも使い方はたくさんあり、いろいろな場所で人々の生活を支えていることを知りました。また、身近にいる動物がロボットの開発の参考になっているのを知り、アイデアというものは常に身近なところに潜んでいるということを学べました。今回とても良い話を聞くことができたので、これからの探究に活用していきたいです。

 

栗原賢二朗(嵐山町立菅谷中学校出身)

黒い線の上を動くロボットの車へのプログラミングの書き込みについての演習だった。黒線を2つのセンサーで感知し曲線状を走らせるレベル1から緑の線を過ぎたらロボットのパラメーターを切り替えるレベル5までプログラムを書き込んだ。今回の演習でプログラミング言語やプログラムを書き込むまでの過程について学ぶことができた。今回学んだことはこの先情報技術が発達した社会の中で進学していく私たちにとってとても役に立つと思う。また、ロボットも含め情報、機械技術が大きく発達してほしいと感じた。そうなれば、海底や月の未知が解明されたり、情報機器の利便性が向上するかもしれません。そのとき、社会を支える人の一人になれるよう努力していきたいと思う。

【SSH】英語プレゼン講習

8月18日(木)、19日(金)ヴィアヘラー先生を講師にお招きし、1.2年理数科を対象に英語プレゼン講習を行いました。

 

 

プレゼンの目的は聞き手が要点を覚えて持ち帰ることとし、まずは英語でのプレゼンの3つの基本である、歩きながら話すこと、ジェスチャーをすること、アイコンタクトをすることを学びました。

次にそれらを活かしてグループごとに英語でプレゼンを行いました。

 

即興で どんな内容をプレゼンするのかを話し合い、英語に訳しています。

ジェスチャーとアイコンタクトを交えて話します。

緊張もあり、初めはちょっとぎこちない感じでしたが、失敗を恐れず、むしろ失敗することで学べるというヴィアヘラー先生の温かい指導により、発表を重ねるごとにどんどん良くなっていき、最後のチームは英語で堂々としたプレゼンができるようになっていました。

 生徒の感想  2年理数科 島田侑(大阪府吹田市立第一中学校出身)

勉強会2日目は英語プレゼンテーションの講義を受けました。講義ではグループで分かれて時間内にプレゼンテーションの内容を考えて発表をしたり、先生からプレゼンテーションのコツなどを教わりました。
プレゼンテーションでは、先生からどのグループも一人ずつ徹底的に指導してもらったので発表が後ろのグループになってくるとカラダ全体を使った見るものを魅了する発表になり、短期間でプレゼンテーションが上達していることが実感でき、やっている人も見ている人も全員で楽しめました。
来年は実際にSSHで研究した内容を英語で発表するので、今回学んだこの講習を活かして頑張りたいです。

 

1年理数科 大川直透(富士見市立勝瀬中学校出身)

理数科勉強会1日目の最初に英語のプレゼン講義が行われました。内容は、最初に英語プレゼンをする上で必要な知識や心得などを教えてもらい、次にグループに分かれて松高について紹介するプレゼンを英語で考えて、最後に発表するという内容でした。

僕は、4回目の発表たっだので前の子たちが注意されていることを踏まえて自分がどう動くのかをよく考えて挑むことができたので、発表中にアドリブを入れることができるぐらいの余裕ができたことから、人の間違いをしっかり見て自分に取り入れることの大切さを学びました。3年生になったら英語でのプレゼン発表があるので、今日学んだことを活かしていきたいです。

 

【SSH】生徒研究発表会

8月3日(水)神戸国際展示場で開催されたSSH生徒研究発表会に生物部3年の3名が参加しました。

SSH生徒研究発表会は、全国のSSH指定校等の生徒が研究成果をお互いに発表し、SSH指定校間の交流を促すとともに、生徒の科学技術に対する興味・関心の一層の喚起、SSH活動の発信等を目的とした発表会です。

 

 

松山高校からは佐藤琉晟くんが「アメリカツノウズムシの眼のない個体(ヘッドレス)の光走性」というタイトルでポスター発表をしました。

 

アメリカツノウズムシの眼のない個体(ヘッドレス)の光走性.pdf

 

全国のSSH校の研究発表に触れ、生徒たちも大いに刺激を受けてきたようです。

 

生徒の感想 佐藤琉晟(川越市立福原中学校出身)

今回は、3年ぶりの完全開催となり、1日目はポスター発表を行い、2日目はポスター発表の中で各分野、最も優秀な作品が口頭を発表を行いました。

私は、1日目のポスター発表だけで、残念ながら2日目の口頭発表には進めませんでした。

ポスター発表では、私が発表をして、聞き手から質問を受ける形でした。聞き手は高校生をはじめ、他校の高校の先生、また大学の先生などの審査員がいました。

質問は今まで他の大会であったものや、初めてで鋭い質問もありました。また、質問が多い場所は今後の改善点なんだなと思いました。ポスター発表だけでしたが、とても多くの発見があり、今後の発表や研究に生かしていきたいです。

さらに、複数の大学の先生からは、今後の発展が楽しみというご意見を伺いました。自分の研究が大学の先生から見ても、「面白いものなんだな」と知ってうれしかったです。

今回、全国大会の準備は大変でしたが、参加してよかったです。

【SSH】親子理科教室

 7月10日(日)東松山市内の小学4~6年生の児童とその保護者を対象に、親子理科教室を実施しました。

各科目ごとに理科系部活動の生徒や3年特進クラスの生徒が実験のアシスタントとして対応し、児童や保護者に実験を教えたり、質問に答えたりしました。

 

◆◆◆地学分野◆◆◆

地学分野では、本物のアンモナイトや三葉虫の化石をかたどり、石膏で化石レプリカを作りました。

温めたお湯まるくんを化石に押し付けて、型を取ります。

 石膏で成形したら色を塗ります。

 化石となった生き物が生きていた時の色を想像しながら、自由に色を塗っています。

地学分野では実験のアシスタントはもちろん、実験方法の説明なども地学部員が行いました。

 

児童の感想

・楽しかった。本物の化石もさわれて良かった。

・おもしろいし楽しいし、レプリカだからこそのとくちょうや色をつけられて楽しかったです。レプリカのことやかせきのことなど、知れたけどおくがふかく、もっと知りたいと思いました。

・今日はとても楽しかったです。少し失敗してしまったけど内容もとても分かりやすかったので楽しかったです。

松高生の感想

・去年の経験を活かして、より丁寧に詳しく説明することが出来た。化石などについての説明も何も見ずにうまくできたので良かった。

・今までの学校生活の中で初めてのお客さんを招いての行事だったので、分からないことも多く難しいこともありました。来年は改善点を見つけ、楽しくできればいいと思います。

・教える側の難しさがよくわかりました。満足してくれたようで良かったです。

・人数が多かったけれど、地学部全員が協力して小学生に教えることが出来ました。みんな楽しそうでよかったです。

・自分が小学生のとき、こういった行事に参加することはあったけれど、教える側になるのは初めてだったので、とても緊張しました。細かいところまで気にかけて行動することが出来たと思います。次回は事前学習もしっかりやっていきたいです。

 

◆◆◆物理分野◆◆◆

物理分野ではロボットプログラミングキット「α-Xplorer」を使ってロボットのプログラミングを学びました。

まずはプログラミングの基本について学び、 プログラムを作ってロボットにダウンロードし、実際にロボットを走らせました。

次に、自分でプログラムを作成しました。ここは試行錯誤の連続です。

最後にセンサーを用いたプログラムを作成し、障害物をよけたり、ライントレースを行ったりしました。

 

 

児童の感想

・ロボットのプログラミングは思ったより難しかったけど、どうすればうまくいくかを考えるのは楽しかったです。

・先生の教え方がすごくて、どんどんクリアできました。

・プログラミングでまだ習っていない言語がありましたが、意味がよくわかりました。今から練習するともっとできるようになると思うのでやってみたいです。

松高生の感想

・プログラミングを教えることで自分たちの考えもより深めることができた。ただ作るだけでなく教えたことで頭を整理することが出来て、楽しく学ぶところを見ることができて良かったです。

・最初は緊張したけど、教えた児童の理解が早くてスムーズでした。ライントレースまでできていたのですごいと思った。教えた子の要望に応えることが出来てうれしかった。

・小学生にわかるように教えるのが難しかったですが、楽しんでやれたので良かったと思います。小学生と一緒にプログラムするのは楽しかったので、またやりたいです。

 

 

◆◆◆化学分野◆◆◆

化学分野では「身近なものを使った化学」というタイトルで、様々な実験をしました。

えんぴつを使って電気分解をしたり燃料電池を作ったり、食塩水の電気分解したりしました。

アルコールの爆発では、空き缶を用いたアルコールの爆発実験や、鉄線、スチールウール、鉄粉を加熱したりして、いろいろなものの燃え方について実験しました。

 最後に化学部の研究紹介として、粉塵爆発や真鍮を作る実験を動画で紹介しました。

 

児童の感想

・火が怖かったけど楽しかった。

・かんの中にアルコールを入れて火をつけるのが一番おもしろかった。ただ、アルコールに火をつければ、ばくはつするのではなくて、空気中の酸素との割合がちょうどよくないとばくはつしないことが分かった。化学のことが知れてよかった。

・はじめて使う道具などを使いながら実験ができて良いけいけんになりました。

松高生の感想

・今日の理科教室では、アシスタントとして活動しましたが、参加者の父親がとても説明上手で驚きました。これを見て、少し見習っておこうと思いました。終わった後、満足した顔でお礼を言われ、自分もこれくらい役に立てたのかと思い、嬉しくなりました。

・来てくれた人に対しての接し方がよくわかりませんでした。実験の時、あまり手を出さないように努めましたが、逆に放置しすぎになっていたかもと思いました。次に同じような機会があれば実験の説明なども積極的に行いたいです。

・小学生のサポートやトラブル対応がしっかりできるか不安でしたが、大きなトラブルもなく、小学生が喜んでくれていたので良かったです。ですが、多少手を貸しすぎたと思うところもあったので、その判断が上手くできればもっと良かったかなと思います。事前の準備や後片付けなども大変でしたが、実験が成功して、小学生たちが楽しんでくれたのであまり気になりませんでした。来年もより良くできるように頑張ります。

 

◆◆◆生物分野◆◆◆

生物分野では自分の頬の内側の細胞を顕微鏡で観察し、細胞や核、DNAなどについて学んだ後、口の中の細胞からDNAを抽出しました。

 

児童の感想

・DNAに関することについて、たくさん知れてよかったです。小学校のけんび鏡はあまりいいやつではないけど、今日使ったのはとても高せいのうで、すごかったです。

・たのしかった。おしえる人もていねいだったからもっとたのしかった。

・普段あまり使わない道具やえきたいなどで実験して、とてもわくわくして楽しかったです。

・いろいろくわしいことを学んだけど「高校生はこんな勉強をやっているんだなー」と思いました。

松高生の感想

・小学生が知っている知識で質問に答えるのが難しかった。

・人に教えるということが今までなかったので、今回のような行事は非常に良い経験だった。

・人に教えるのは難しいと思いました。

【SSH】全国発表会に向けての代表者発表会

7月15日(金)の放課後、8月3日から神戸国際展示場にて開催されるSSH全国生徒研究発表会に向けて、3年理数科の佐藤琉晟くんが先生方に向けてポスター発表をしました。

発表タイトルは「アメリカツノウズムシの眼のない個体(ヘッドレス)の光走性」です。

管理職の先生方をはじめ、理科だけでなく文系理系に関わらず大勢の先生方に足を運んでいただき、ご指導していただきました。

先生方に向けてポスター発表をするのは緊張したと思いますが(私でも嫌です汗・焦る)、8月に実施されるSSH全国生徒研究発表会では今回の経験を活かして、素晴らしい発表をしてくれることを期待しています。

【SSH】英語研究発表会

6月4日(土)坂戸市文化会館ふれあで英語研究発表会を実施しました。

3年ぶりに他校の参加があり、熊谷西高校、松山女子高校、大妻嵐山高校も参加しました。

 

ステージでは6月1日(水)に実施された予選を通過した、8本の口頭発表がありました。

 

司会は生徒が担当し、進行も英語で行いました。

 

質問の時間では、松山高校生からだけでなく、他校の生徒からの質問もあり、大いに盛り上がりました。

 

 評価の高かったプレゼンを紹介します。

 

 

American Planarian`s no eyes body(headless) Phototaxis.pdf

 

 

 

 

 

Induction of sexualization by giving estradiol,
and A combination of powerful sex inducing substance common to the two species of planarians.pdf

 

 

 

The Discovery of intergeneric hybrid between
Dugesia japonica and Girardia drotocephala
biparental inheritance in these hybrids.pdf

 

口頭発表後はホワイエやステージで3年生の全ての研究14本、熊谷西高校から6本、大妻嵐山高校から1本の全21本のポスター発表がありました。他校の研究を知る貴重な機会となり、お互いに熱心に質問する姿が見られ交流が深まりました。

 

 

生徒の感想

1年理数科 井上泰成(滑川町立滑川中学校出身)

英語研究発表会では3年生がSS科学探究でいろいろ調べたり研究したりしたものを英語にして発表するというもので、会場には松山高校の生徒や他の学校の生徒、大学の先生などが発表を見に来ていました。

3年生の発表はとてもレベルが高く今の自分とは全く比べ物にならず3年後自分があんなに上手に発表できるようになるのかと思いました。また発表は英語だったので日本語の資料がないと理解できない部分も多くありましたが、スライドの図やグラフでもわかりやすくなっていて、そこでも3年生のすごさを感じました。これから3年生に近づけるように努力したいと思いました。

 

2年理数科 倉沢翔太(寄居町立城南中学校出身)

6月4日に坂戸市文化会館でSSH英語研究発表会を行いました。この発表会は3年生が3年か研究してきた内容を英語で発表し、いろいろな先生方に聞いていただく会です。

私も来年、英語の発表会をやるので今回の会はいろいろなことに注目して見ていました。特に発表者の方々は原稿を見ずに暗記をして自信を持って英文で発表していたのはとてもすごいと思いました。来年度自分がやるときは自信を持って発表したいです。また、他校の生徒の発表も見ることができ、とても有意義な発表会になりました。

 

3年理数科 中野律久(川越市立名細中学校出身)

今回のSSH英語研究発表会では2月に日本語で発表した物を英語で行った物だ。原稿やスライドはもちろん、質疑応答などもいくつか英語で行った。始めは分かりやすいように英訳するのも一苦労だった。さらに覚えるのも大変で発音や抑揚を気にすることが出来なかった。しかし、外国人講師の方が細かくチェックして指導してくださったおかげで、良い発表会にすることが出来た。また予選の時の評価でアドバイスされたところを活かして、本番では改善し、より良い物になったと思う。

【SSH】英語研究発表会予選

6月1日(水)3年理数科が英語研究発表会予選を実施しました。

これは、6月4日(土)に坂戸市文化会館ふれあで開催される英語研究発表会の予選となります。

 

 

外国人講師の方をjudgeとしてお招きし、英語による質疑応答も行われ、英語での質問に英語で回答する場面もありました。

 

また、生徒からも英語での質問があり、英語でのコミュニケーションの難しさ面白さを感じたようです。

 

 

予選通過し、口頭発表する研究は以下の青く網掛けされた発表です。

 

どの研究発表もよく練習されていて、予選を通過しなかったグループも、予選通過したチームとの差はごく僅かなものでした。

6月4日(土)の英語研究発表会では、口頭発表のほかに全ての研究のポスター発表と、大妻嵐山高校、熊谷西高校のポスター発表も予定されています。

【理数探究Ⅰ】化学分野

理数探究Ⅰの授業では、理数科1年生が物理・化学・地学・生物の4つのグループに分かれて探究活動の基本について学んでいます。

 

化学分野では基本的な実験器具の使い方について学びました。

 まずはマッチを使ってガスバーナーを点火!ガスバーナーの使い方は中学校の時に一通り学んでいるとはいえ、久々のことで少しおっかなびっくり。マッチを使う機会もほとんどなかったようで、マッチに火が付くまでもひと悶着?ありました。

ガスバーナーに火が付いたら炎色反応の確認です。

 これは炎色反応が見られるNa、Ca、Cu、k、Liの塩をオリジナルブレンドした色ですキラキラ

 

 

次にホールピペットやメスフラスコを使って溶液の調整をし、pHの測定をしました。

 

↑洗瓶の先端がメスフラスコにの中に入れているのはNGです。(先端が汚染されるから)

秤線に合わせて慎重に水を加えてきます。

 

0.1モル/Lの塩酸を10倍に薄めたもの、さらにそれを10倍に薄めて100倍に薄めたもののpHを、SSHで購入したpHメーターで測定し、その結果からpHと溶液の濃度の関係について学習しました。

【SSH】英語研究発表会に向けて

理数科3年生は6月に実施される英語研究発表会に向け、英語講師とともに英語での発表練習をしています。

  

自分たちの研究を英語で発表する初めての経験に、生徒たちは必死になっているようです。

廊下で練習している生徒もいました。

 

日本語を母国語としない方々と英語でコミュニケーションをとることもいい経験となっています。

 

発表は6月4日(土)13:00~ 会場は坂戸市文化会館ふれあです。

当日は 保護者の方の来場が可能となっています。

 

詳しい情報はSSHのイベント情報ページ(→コチラ)をご覧ください。

 

【理数探究Ⅰ】ヤマトシロアリの行動分析

5月11日(水)理数科1年生の理数探究Ⅰの授業で、日本薬科大学の教養・基礎薬学部門講師の福嶋仁一先生を講師にお迎えし、シロアリの行動分析の講義を実施しました。

まず初めにシロアリについての講義のあと、実際にシロアリを使った実験を行いました。

ヤマトシロアリは油性ボールペンで描いた線の上を歩くことで知られています。シロアリは一体ボールペンの何を頼りに歩いているのでしょうか?様々な実験を通してシロアリの行動について分析しました。

 

 

 

理数探究Ⅰでは1年9組を10人ずつ4グループに分け、物理・化学・生物・地学分野に分かれて授業を行っています。

生徒たちは4時間をかけてすべての科目の探究を体験し、今後の理数探究をどの分野でやっていくのかを決めることになります。

【SSH】理数科3年外国人講師によるプレゼンテーション指導

外国人講師による英語プレゼン指導

9日(月)6,7限外国人講師を迎え、英語研究発表のプレゼンテーション指導を受けました。日本語の原稿を英訳した文章、発音、発表態度など多方面の指導を受けましたが、3回目ということもあり英語だけの指導に少しずつ慣れてきたようです。