理科教育

理科授業

黒点の観察

2年地学選択者が、屋上にある天体ドームで黒点の観察をしました。

松山高校の屋上には昭和40年代の校舎建て替えに併せて設置された天体ドームがあり、松山高校創立90周年の際に導入された150mm屈折式天体望遠鏡が格納されています。天体ドームを持つ県立高校は県内に数校しかありません。

 

 

このドームに初めて入る生徒がほとんどで、生徒たちは驚きの声をあげていました。

そして天体望遠鏡に取り付けられたデジタルカメラでモニターに映された黒点を観察しました。

この日は天気もよく、遠くの山をよく見渡すことができました。

坂戸中学校出前授業

9月17日(火)生物科の比留間先生が坂戸中学校で出前授業を行いました。

理数科がありSSH指定校でもある松山高校では探究的な学びを推し進めています。

今回の出張講義も生徒たちが科学的に探究する力を養う授業を展開しました。

 

今回の題材に選んだのはメダカの走性です。

メダカは流れに逆らうように泳ぐ走流性と、流水の中で自身の位置を保つため、周りの景色に合わせて泳ぐ保留走性があります。

 

水流に逆らうように泳ぐ様子と、周りの景色に合わせて泳ぐ様子を予想を立てながらそれぞれ観察した後、流れと同じ方向に周りの景色を動かしたらメダカはどう泳ぐのか?を仮説を立て予想して実際に実験をして検証しました。

 

メダカがどのように泳ぐか、意外な結果に生徒たちは興味津々の様子でした。 

参加した生徒たちの評判も良く、とても有意義な出張講義となりました。

坂戸中の皆さん、ありがとうございました花丸

理数科がありSSH指定校でもある松山高校では探究的な学びを推し進めています。

今回の出張講義も生徒たちが科学的に探究する力を養う授業を展開しました。

 

今回の題材に選んだのはメダカの走性です。

メダカは流れに逆らうように泳ぐ走流性と、流水の中で自身の位置を保つため、周りの景色に合わせて泳ぐ保留走性があります。

 

水流に逆らうように泳ぐ様子と、周りの景色に合わせて泳ぐ様子を予想を立てながらそれぞれ観察した後、流れと同じ方向に周りの景色を動かしたらメダカはどう泳ぐのか?を仮説を立て予想して実際に実験をして検証しました。

 

メダカがどのように泳ぐか、意外な結果に生徒たちは興味津々の様子でした。 

参加した生徒たちの評判も良く、とても有意義な出張講義となりました。

坂戸中の皆さん、ありがとうございました花丸

カタラーゼを用いた酵素実験

実験の1回目は、カタラーゼとして酵母を用い、過酸化水素水と反応させ反応速度を調べ、何が酵素反応の限定要因となるのかについて考察しました。

 

これを対象実験とし、2回目の実験では仮説を立て、酵素や過酸化水素水の濃度などのパラメータを1つだけ変えて実験を行い仮説を実証しました。

実験に使う器具や必要な薬品の濃度などは自分たちで考えて実験を行いました。

 

 

実験と並行して、タブレットを使ってすぐさまデータをまとめます。

 

次の時間に、実験結果をスライドにまとめ班ごとに発表しました。

探究的に生物実験をやるのは、これで2回目となります。

理数生物では探究のサイクルを回す生物実験に取り組んでいて、生徒たちの探究に対する前向きな姿勢が伸びてきています。

解剖実習

7月10日に3年生物選択者が、ブタの眼の解剖実習を行いました。

 

 

このブタの眼は、東松山名物やきとり(ブタのかしら肉を串にさして焼いたもの)などの肉を卸している専門業者から購入しています。今回の解剖のためだけに頂いた命という訳ではありませんが、食べて体の栄養にできなくとも、解剖して知識として身に着けることで、その恩に報いましょう、という話から始まりました。

視神経や虹彩、網膜、盲斑などの観察をしました。

 

水晶体を取り出して、文字の上に置いてみると拡大されます。水晶体がレンズの役割をしていることが確認できました。

 

途中、1年理数科の生徒たちが見学に来ました。

3年生が1年生に目の構造について解説をしてくれました。

お互い、良い学びになったようですキラキラ

【実験】ちりめんじゃこから観る生物の多様性

1年生物基礎の実験で、無選別のちりめんじゃこの中に入っている、小さな生き物たちを探す実習を行いました。

 

 

 

 無選別のちりめんじゃこの中には、カタクチイワシの他にいろいろな魚のこども、タコやイカ、貝の仲間、エビやカニ、クラゲやヒトデなど、多くの種類の生き物が混じっています。

 

カタクチイワシの中に紛れているそれらの生き物を丁寧により分け、どんな生き物が何種類ぐらい見つけられたのかを写真に撮り、Googleクラスルームで共有しました。

珍しいところではタツノオトシゴなども見つかることがあります。

 無選別のちりめんじゃこの中に含まれる様々な生き物を観察することで、海の生態系についてや、生物の多様性について学びました。

【大学講義】埼玉医科大学 解剖学セミナー

4月1日~3日の3日間にわたり埼玉医科大学で開催された、春季比較解剖学セミナーに松山高校2年生1人と3年生2人が参加してきました。

 

 

1人1体のブタ胎児の固定標本を用いて、ブタ頸部の神経や筋肉について解剖しながら観察しました。

 

 

 

 

初日の午前中はガイダンスと講義、午後は剥皮、頸部、体幹の最表層の筋の観察と記録。

2日目は頸部の皮神経、頚、肩の筋(鎖骨乳突筋、僧帽筋)とその支配神経の剖出と観察、記録。

3日目の午前中は2日間で観察、スケッチしてきたことをモニターを使って一人ずつ発表しました。

 

午後は他の人の発表を参考にさらに見たい場所や気になる場所を観察しました。

最後に学部長より修了証をいただき、3日間の解剖学セミナーを終了しました。

今回の研修で私たちの体には筋肉を支配する神経があり、それらが複雑に連動しあうことで体を動かせることを改めて学ぶことが出来ました。丸3日間の長いセミナーに少し疲れた様子もありましたが、それ以上に生徒たちは満足そうでした。

 

【SS化学基礎】出張講座

3月7日(木)2年生の特進クラス理系の生徒を対象に、埼玉県大気環境課 規制・化学物質担当の齋藤圭祐さんによる出張講座を実施しました。埼玉県内の大気環境の調査にかかわるお仕事をされています。

テーマは「化学物質と私たちのくらし」です。

化学物質とは身近なものであり、有用性と有害性の二面性を持つので、それを理解して化学物質の利用及びリスク管理することが大切であること。化学物質の管理の歴史や法律について講義していただきました。また、家庭からもいろいろな化学物質が排出されていることから、暮らしの中で、私たちにできることを考えました。

生徒の感想  (2年 特進クラス  関塚真ノ介  鴻巣市立鴻巣北中学校出身)

 本日の講演では、化学物質について、化学物質のリスクと管理の歴史、家庭が排出する化学物質を学ぶことができました。私は、講演を通して、化学が私たちの生活に与える重要性について気付くことができました。また、持続可能な技術と環境への貢献に焦点を当て、化学の進歩が社会に与えるポジティブな影響に感銘を受けました。

 これからは、自分の知識を深めつつ、環境に優しい技術やサステナビリティに向けたイノベーションに貢献したり、科学と社会の懸け橋となり、化学の進歩が持続可能な未来の実現に寄与することを目指したいです。

 

【SS生物】クロマトグラフィーによる光合成色素の分離実験

2年生のSS生物の授業で、クロマトグラフィーによる光合成色素の分離実験を行いました。

生徒の感想  (2年3組 本郷駿  川越市立名細中学校出身)

 今回は、光合成色素の抽出と分離を行い、それぞれの生物が持つ色素の種類を確認することを目的として実験をしました。ホウレンソウ(種子植物)、アオサ(緑藻類)、ワカメ(褐藻類)、イワノリ(紅藻類)、スピルリナ(シアノバクテリア)に、それぞれアセトンを入れた後、TLCシート、展開溶液を用いて観察をしました。結果として様々な光合成色素を5つの生物から確認することができ、面白かったです。私はこの実験で、色々な光合成色素で吸収しにくい光を補い合って吸収しているのだなと考えました。これからも深く考えて学習していきたいです。

 

まず、光合成色素の分離実験

試料はホウレンソウ・アオサ・乾燥ワカメ・イワノリ・スピルリナです。

資料集を見ながら、それぞれの試料に含まれる光合成色素を予想します。

試料はそれぞれをグラインダーにかけ、粉々にしてマイクロチューブに入れたものにアセトンを加えよく振り、色素を抽出します。

静置した後、TLCシート(アルミシートに細かいシリカゲルが塗ってあります)にガラス細管で色素液をスポット(しみこませる)していきます。ある程度の色の濃さになったら、展開溶媒が入っている容器に入れ、観察します。

展開液がTLCシートの終線まで、上昇したら、取り出して、それぞれを見比べ、各試料で分離できた光合成色素を確認します。

 

光合成色素の光吸収の実験

スピルリナの粉末を、エタノールと水に溶かし、ろ過します。

△(左)エタノールで抽出したもの(右)水で抽出したもの

それぞれ抽出した色素に光を当てて観察します。反射光と透過光が確認できます。

【生物基礎】SDGsに関するワークショップ

2年生が修学旅行の間、1年生の生物基礎で1・2時限目を使いSDGsに関するワークショップが行われました。講師はファシリテーターの資格を持つ生物科の三上教諭です。

今回は1年8組にお邪魔しました。

生徒の感想  (1年8組  齊藤孝太  東松山市立北中学校出身)

今日、色々なところで目や耳にする「SDGs」。その「SDGs」について体験型のゲーム「2030SDGs」を行いました。簡単にいうと与えられた時間とお金でプロジェクトを行い目標を達成するといった内容です。

このゲームから、世の中を良くするためには自分はどう動くべきだろうと考えるきっかけをもらいました。というのも、誰かがプロジェクトを行うたびに「経済・環境・社会」のパラメーターが変化し世界の状況が流動するからです。これから生きていく中でも、自分のことだけではなく、世のことも考え過ごしていきたいです。

ゲームについてはこちらもご覧ください。

 

SDGsについての講義と、ゲームについての説明を受け、実際にゲーム開始です。

続々とプロジェクトを達成するための行列ができました。

プロジェクトが達成されるにつれて、経済だけが発展し環境と社会が後退してしまいました。(マグネットの数で発展度を表しています。)

前半のゲームが終わり、中間発表で、世界の状況を確認します。それを聞いて後半のゲームに臨みます。

世界の状況を確認しつつ、自分のゴールを達成するために、各自交渉したり協力したりして、ゴールを目指します。

ゲームの後半が終わって、世界の状況も改善されていきました。そのためには、どの様な行動が必要だったでしょう。

 ゲームについての振り返りを行いました。さらに、三上教諭から、「世界はつながっている」ということをパーム油を具体例としてお話がありました。

生徒は、SDGsについてより考える機会となりました。

【物理基礎】音の性質

 2年生の物理基礎で音の性質についての実験が行われました。

クイズ形式の問題が出され、実験で確かめていきます。 

 

 

生徒は札を使ってクイズに答えます。答えが出そろたったら、実験で確かめます。

 音の伝わるや速さについて、人に聞こえる音について、音の干渉についても体感しました。

生徒の感想  (2年5組  田中優希  滑川町立滑川中学校)

スピーカーから音を出して自分が聞こえる一番高い音は何Hz(ヘルツ)まで聞こえるか。波の性質から打ち消しあうところの音は小さくなる。また、音が重なり合うところでは音が大きくなる。その違いを感じる実験をしました。

実験をやってみて、人間は意外と高い音が聞こえるのと、低すぎる音は聞こえないことが分かりました。また、音は個体→液体→気体の粒子の密度が高い順に伝わる速さが速いことが分かりました。僕のこれからの抱負は定期テストでも入試でも点数を取れるように長期的に記憶するため、ただ覚えるだけではなく理解しながらできるようにしていきます。