新しいブログ
生物部に新しい仲間が加わりました!
生物部の研究対象として、今週から新しくレッドファイヤーシュリンプを飼育し始めました。
台湾に生息するヌマエビの改良品種で、鮮やかな赤い色が目を引きます。
体長は2~3㎝ほどで、以前から生物部で飼育しているミナミヌマエビと同様に、
水槽のコケなどを餌として食べてくれます。
よく泳ぎ回り、止まっていても脚をくるくる動かします。
こちらはミナミヌマエビ。2種のエビは近縁種で、よく似ています。
エビの研究を行う1年生の生徒達は、水槽の中に入れる水草や光源装置などを整えたり、
エビを水槽に入れる前には新しい水環境に慣れさせたりして、
エビ達のために準備を頑張りました!
今後、どのような研究になっていくかはお楽しみです♪
プラナリアの研究
新入部員6名を迎えた生物部、朝早くからプラナリアの餌やりをしています。
これはプラナリアの系統を特定する研究のため飼育をしているのです。プラナリアは小さなタッパーで管理しています。そのタッパーの数は優に100を超えます。
イキモノを扱う生物の研究ではこのような日々の作業が欠かせません。
世界最大!?カラスガイ
生物部がやってきた研究の1つには淡水生の貝についての研究があります。
カイの採集のために、あちこちの川や沼に出向きます。
これは埼玉県某所で採集したカラスガイです。
30㎝以上あり、日本で最大クラスではないか?とのことです。
おそらくこれはメンカラスガイではないか?とのことですが、DNAを調べないと確定はできません。
この他にも様々なカイがあるのでご紹介します。
これはヌマガイです。
ヌマガイとカラスガイはよく似ていますが、貝殻の内側のちょうつがい部(靭帯といいます)の下に歯(後側歯)と呼ばれる突起があるのがカラスガイ、歯がないのがヌマガイになります。
↓カラスガイ
丸で囲んだところに歯があるのので、これはカラスガイです。
↓ヌマガイ
ちょうつがいに歯がありません。
殻の内側に歯が無いのでヌマガイです。
ヌマガイの学名はSinanodonta lautaです。Sin は中国、aは無い、nodontaは歯を意味しています。
このヌマガイの内側にはなり真珠になり損ねた跡がありました。
このほかにも、様々なカイがあります。
マルドブガイ
ダガイ
フネドブガイ
これらの貝の一部は、研究機関に寄贈する予定です。
生物部のバレンタインデーは!?
男子校にバレンタインデーは無縁かと思っていませんか?
松山高校生物部のバレンタインデーは甘い香りに包まれていました。
これは生物部1年生が、プラナリアの研究をしている部員に送った、手作りのバレンタインケーキです。
○で囲んだところは、有性化したプラナリアを表現しているそうです。
有性化したプラナリアはこんな感じになります↓↓↓
プラナリア有性化誘導のポスターはこちらです→13_プラナリアの試薬による有性化誘導.pdf
バレンタインに縁が無いと思われがちな男子高ですが、生徒達なりにその日を楽しんでいます
レア映像!プラナリアの卵(しかも体内)
この写真はプラナリアの一種であるアメリカツノウズムシの体の一部の写真です。
体の中にある赤い粒はアメリカツノウズムシの卵であり、まだ体内にある状態が確認されたのはとても珍しい事です!
松山高校生物部は、このプラナリアの研究以外にも、貝や微生物の研究をしています。
これから松山高校に入学する中学3年生の皆さん、是非一度生物部に来てみてください!
ヤマナメクジ
フィールドワークで東松山市の公園に行ったとき、生物部員がヤマナメクジを見つけました!
全長が13センチほどあります。最大で16センチほどになる個体もいるそうです。
ナメクジの体の右側にある呼吸孔が開いたり閉じたりしている様子がよく観察できました。
日本学生科学賞中央予備審査進出
生物部2年生の松井海璃くん、松本陽彩くんが研究している
「ナミウズムシの遺伝的多様性と外来種由来のDNAの解析」が
第64回日本学生科学賞(全国大会)の中央予備審査進出が決まりました!!
1957年にスタートした日本学生科学賞は、日本最高峰の科学コンクールです。
物理・化学・生物・地学、広領域の5つの分野において都道府県ごとに募集をしており、地方審査を通過すると
中央予備審査に進むことができます。松井くん、松本くんの作品は埼玉県内での地方審査で上位6作品に選ばれました!
11月に行われる中央予備審査を通過すると、12月の中央最終審査に進むことができます。
最終審査進出に向けて生物部一同、応援したいと思います
生物室近くの木にいたのは…
こんにちは!先日、生物室近くの木でこんな可愛い生物を見つけました。
みなさん、この生物を見たことはあるでしょうか?
こちらはキジバトという鳥です親のキジバトが巣を作り、その巣から子供のキジバトがひょっこりと顔を出していました。生物部員にキジバトのことを聞いてみると、小川町では良く見られるそうです。
キジバトの鳴き声は「デデッポポー デデッポポー」というそうで、羽の先からくちばしの先までの全長は約30cm〜35cmです。また、ハトは雑食性で、果実や種子や、昆虫、ミミズなどを食べます。
そんなキジバトは、昔から幸運を呼ぶハトと親しまれてきました。そのため、軒先やベランダなど家のそばに巣を作られても微笑ましく見守る人も多いようです。
今後、生物部一同、温かく見守っていき、幸せを分け与えてもらえるように頑張りたいと思います
生物部 新入生歓迎野外調査
8月20日に新入生歓迎会を踏まえた野外調査を行いました!
滑川町にあるミヤコタナゴエコミュージアムに集合し、それぞれの班で事前に決めた野外調査場所へと移動をしました。そこでは様々な生物を採取するという任務を与え、採取が困難である生物を捕まえると高得点をもらえるという班対抗形式で行いました
暑い中でしたが、楽しそうに捕まえた生物を見ていました。
こちらが捕まえてきた生物の一部です。
なんとある班が、今回の調査で最もレアであるマツカサガイを捕ることに成功しました
マツカサガイは中々捕まえることが難しいのです!すごい!
天気にも恵まれ、とても充実した野外調査になりました。
調査の後は、ミヤコタナゴミュージアムを見学し解散しました
第10回 高校生バイオサミット表彰式!
先日(8月26日)に第10回高校生バイオサミット表彰式が行われました。
生物部2年の矢部真之介くん、宇津木祐哉くん、吉成優真くんの3人が研究している「マツカサガイの遺伝的多様性と種分化」が優秀賞を受賞、「アメリカツノウズムシの脅威とナミウズムシの保護対策」を研究していた2年の松本陽彩くんと「マツカサガイの遺伝的多様性と種分化」を研究していた2年の宇津木祐哉くんが審査員特別賞を受賞しました
優秀賞は、決勝に進出した20組中、10組に与えられる素晴らしい賞です。
審査員特別賞は、研究内容のプレゼンや内容に関する審査員からの質疑応答に優れていた生徒に個人的に与えられる賞です。
昨年、同様の大会で生物部3年の熊木君が審査員特別賞を受賞しました。
今年はなんと!2年生から2名も受賞することができました本当によく頑張ってくれました。日頃の生徒たちの努力が評価されて、結果としてあらわれたのだと思います。
来年は生物部一丸となってさらに上を目指して頑張っていきたいと思います。
左から吉成優真くん、松井海璃くん、矢部真之介くん、宇津木祐哉くん、松本陽彩くんです。
本当におめでとう