松高のICT教育

オンライン学習について

 臨時休業中の課題について、松山高校では教職員間でインターネットを利用した学習支援に目標を定めて、生徒に課題を提示しています。

【インターネットを利用した学習支援の目標】
 学習の目標・基準について生徒に明示し、どんな力をつけるために、今この課題があるのか、評価の基準はどのようなものなのか理解させ、学習に対する意欲を喚起し、生徒たちに自分で考え自分で学習を進めていく「自治自律」の力を育むことを目標とします。

 この目標に則り、教科ごとの特性に応じて、コンテンツも自前の動画配信にこだわらず、上の目標達成のために既存のインターネット上のコンテンツやビデオ会議システム等で対応しています。

 また、GoogleClassroomを多くの学校は「教科ごと」に設定していますが、松高では「クラスごと」に設定をし、担任のみならずクラスに関わる教職員全体でサポートにあたる体制としています。各教科で質問会や、小テストなどでメンタルケアやフィードバック、また全体を見ることで課題量の調整を行っています。

松高のICT環境

 松高ではスマートフォンの持ち込みを制限していません。それは、校訓の「責務を自覚し 自治自律の人たるべし」にあるように、スマートフォンを所持することへの「責任と自制」を求めているからです。授業の一部ではスマートフォンや学校配備のタブレット端末も活用しています。

 松高のプロジェクターには、電子黒板機能がついています。プロジェクターは埼玉県立高校で全校・全普通教室に配備されますが、電子黒板機能のあるプロジェクターが全普通教室、さらに選択講義室にまで導入されている例は県内ではほぼありません。

 国語や英語の授業では本文を写す作業の短縮になり、また文法事項や単語の意味などを直接かきこむことができます。地歴公民や理科、数学の授業では写真や図形等の視覚的教材も良い解答例などもすぐに共有することができます。

 そのプロジェクターは生徒がLHRや授業でプレゼンや係決めなどに使用することもあります。令和元年11月にはWi-Fi環境とタブレット端末も配備され、より充実したICT教育環境となりました。

 

ICT実践報告

ICT実践報告

No.08【保健室】名探偵求む!!GoogleFoamの活用②

 

 5月23日(土)にアップロードされた保健室からのGoogleフォームは

     保健室より名探偵求む!!

というタイトルで、「保健室の課題をみんなで解決しよう!」という趣旨のアンケートでした。

  さて、No.7では2つの課題のうちの1つについて記事にしましたが、No.8では残りの1つについて書こうと思います。

   「みんなに体調管理をしてもらうには?」

 松高生はどのような最初の「自分なりの答え」を持っているのでしょうか?ここで少しご紹介します(原文儘)。

 

・毎日の体調管理をすれば自然と身長がのびますよと宣伝する。

・みんなに実施してもらうにはまず、「なぜ」健康観察を実施するのかを一人ひとりに考えさせなくてはいけないと思います。ただ健康観察をやらされるだけでなく、「なぜ」健康観察をやらなくてはいけないのか、その理由がしっかりと分かれば全員が健康観察をすると思います。

・全部達成出来たらなにかプレゼント。僕は直筆サインが欲しいです

・下位のクラスを発表する

・ラジオ体操みたいにスタンプで確認する。

・紙に記録させるのではなく、スマホで記録させるようにする

・枕元に体温計を置く

・一人一人が習慣化出来るまで呼び掛け合う

・忘れた時に一発芸をする

・ビデオ通話などをクラスごとにして、健康観察のようにして行うのがいいと思いました。

・毎日欠かさず健康観察した人には学食の食べ物が無料やお得に買える券のようなものを賞品にする

・コロナウイルスの恐ろしさを保健室の先生が出演の動画にして生徒に見せる

・体温計を持参し、朝に健康観察する時間を設けてしまう。それでもしない生徒は保健室の奴隷になる。

・ごほうび大作戦

・健康観察をすると一時間Wi-Fiが使えるようにする。

・早起きするよう呼びかけ、熱をはかる余裕を作らせる

・1.体調不良を訴えた生徒のみ、その日から一週間記録してもらう。2.全員に体温計を配布、もしくは間接的な接触がない方法で測る事のできるものを購入し始業前に全員で測定する。3.健康観察を提出することが出来ない人は学校に来させない。

・1ヶ月続けてやれば自販機の飲み物1本無料

・サーモカメラ導入する。

・提出物として毎日Classroomで提出してもらう 毎日提出する習慣をつけさせれば体調管理をする人も増えるはず

・ちゃんとやりましょうといえばもう高校生なのでやってくれると思います。

No.07【理科】YouTubeでの動画配信

 理科(物理・化学・生物・地学)のYouTubeの動画配信です。

 

 

 各担当で授業動画やclassroomでの小テストなど、オンラインでできる様々な工夫をしています。

 YouTubeのアカウント配布前には、zoomでの双方向授業も一部始めていました。

 理科では授業の内容をオンラインで取り組むだけでなく、県の授業再開後の指針で「実験は演示実験や動画等の活用を」となっていることも踏まえ、一部YouTubeで実験の諸注意や今後の授業についてなどをアップロードしています。

 

 

No.06【保健室】名探偵求む!GoogleFoamの活用①

 ニュース等で、GoogleClassroomの保健室での利用がよく話題になっていますが、松高の保健室では生徒への課題提示にも活用しています。

 

 5月23日(土)にアップロードされた(…土曜日?)保健室からのGoogleフォームは

     保健室より名探偵求む!!

というタイトルで、「保健室の課題をみんなで解決しよう!」という趣旨のアンケートでした。

  「学校が始まった時に保健室が抱える2つの難題を一緒に解決してほしい。」

 なんともアカデミックな松高生向けの問いですね。さすがSSH指定校ですね。 

 

 最近の教育界のトレンドで「正解のない世の中で生き抜く力を付ける」という流れがあります。

 正解のない問いは、絶対的な誰もが正しいという答えがあるわけではなく、「自分なりに納得できる答え(最適解)」を、周りの人々と折り合いをつけながら導きださなくてはなりません。

 

 

 さて、2つの課題のうちの1つ

   「手洗いをしてもらうには?」

 松高生はどのような最初の「自分なりの答え」を持っているのでしょうか?ここで少しご紹介します(原文儘)。

・いい匂いの石鹸をおく。

・毎回応援団が「手洗えよ!」ってめっちゃ怒ってくると洗うと思う。

・手洗いをすれば自然と心が綺麗になって立派な大人になるよと宣伝する。

・各掃除担当が水回りをしっかり掃除する。

・手洗いは感染症が流行ってなくてもするのが常識です。してないのであればその人の常識はただの思い込みの可能性があるので教えて正すだけでよいでしょう。

・手を洗わないやつを授業で優先的に指名する。

・松山高校のルールとして明確に決めてしまう。今のご時世を理解していない高校生は少なくないと思うためちゃんと話せば松高生はしっかり協力してくれるのではないでしょうか。

・定期的に呼びかける。

・全員がコロナウイルスについて理解し、声がけをしていく

・よく手が触れるところに手がべたべたになるクリームのようなものを塗りつけておくことによってベタベタをとるために手を洗う人が増えるはず

・手洗い用タオルの徹底

・手洗いによるメリットを説明し、ハンカチを持参させ、手を洗ってもいいようにさせておく

・手洗い場をきれいにする

・松高生が選ぶ、人気女性芸能人TOP10(10でなくても良い)の写真をラミネートし、松高の手洗い場の各蛇口の付近にそれを貼り、手を洗いに行く度に美女と出会えるようなシステムにすることで、手洗い自体を娯楽にするというのはどうでしょうか。かなり名案だと思うので、ご検討ください。

・アルコールが少ないことを伝えれば普通に手洗いに切り替えると思います。

・私は、ハンカチを持っていれば手洗いをする可能性が上がるのでは無いかと思います。なので、朝のホームルームで、ハンカチの有無の確認などはどうでしょうか!!

・手を洗わないことで起こるリスクを一覧にした大きなポスターを手洗い場に張る

・学校が戻り生活が始まったタイミングで臨時の保健委員会をつくり各クラスへのアルコールの現状と手洗いの促進を促してもらう。

・手洗い回数に応じて保健室直筆イラストが解放

・手を洗って欲しい時間に校内放送でピコ太郎の手洗い音楽を流す

 …まだまだありここにかききれないのですが、これらの答えをぶつけて議論したら楽しそうですね!

No.05【HR】Google meet LHRやzoom自習室

  まもなく分散登校が始まりますが、松高ではオンラインでのSHR(※ビデオ通話にこだわらず)を学校全体で6月1日(月)~再開に向けて行うこととしています。本来であれば全クラスでビデオ通話を!といきたいところなのですが、埼玉県からの報道発表にもあるようにサーバー負荷の問題もあり、いろいろな手段を併用する形となります。

 これまで、特に3、4月の時期は、まずはそれぞれの教員ができることを!ということで、Classroom以外に、ビデオ会議システムのmeetやzoomを用いてやりとりがされていました。

 

 meetを用いたあるクラスでの実践例です。

 まずはお互いに顔もよくわかっていない状況であるため、担任との二者面談からスタートし、その後小グループでのコミュニケーションをとることをしました。

 今後、保護者の方々との面談等でも、このmeetを活用していくことを検討しています。

 このmeetですが、GoogleClassroomからボタン1つで始めることができますので、生徒にとっても非常に使いやすいようです。

 中には、部活動でmeetミーティングをする前に、教員がログイン時したときには既に複数の生徒がオンラインで一緒に勉強していたこともあったそうです。

 生徒それぞれが使い方を調べて活用していることにも、松高生の力強さを感じますね。

 

 

 また、担当が主導してzoomによる自習室を開設した実践例もあります。

 

 特に2,3年生はお互いの顔もわかっていますので、参加した生徒には好評だったようです。1人でやるより、図書館やカフェの方が勉強がはかどる!という方も多いですよね。

 自治・自律している人にも、何でも1人でやれる人はそんなに多くなく、(文面だと表現が難しいですが)環境や人をうまく利用できる人の方が多いはず。

 それゆえに、自治・自律を目指す松高生にこの自習室はぴったりだったのではないでしょうか?(参加した生徒諸君、どうでしたか??)

 また、特に3年生では進路等の不安が強いことが予想されたため、休業中に全クラスでそれぞれ一度以上場を設定し、ビデオ会議システムで顔を見ながらSHRや二者面談など双方向のやりとりをいたしました。諸事情でインターネット環境等で参加できない生徒には、個別に電話等で対応しました。

No.04【HR】GoogleClassroomによるコミュニケーション

 生徒が所属している、オンライン上のホームルームである「Google Classroom」。

 生徒と教員間で課題等のやりとりをしていますが、閉じたアプリケーションであるため、外からは何をしているのかわかりにくいかもしれません。なので、少しだけ概要を説明させていただきます。

 

 ↑  クラスルーム(画面は教員用)のトップです。

 「課題をいつまでに提出」など日付が近いものは強調して表示されます。

  生徒によっては部活動のクラスルームにも入っています。

 

 多くの県立高校では生徒が受講している「教科・科目ごと」にクラスルームを作り、生徒が10近くのクラスルームに所属している場合が多いですが、松高では全体を見渡せるよう「クラスごと」にクラスルームを作っています。

 利点・欠点がそれぞれありますが、クラスごとにしている利点としては生徒がみるページが少なくてすむこと、他教科の教員がお互いに出している課題を確認できることで、生徒への課題量の調整ができることなどがあります。

 ↑クラスを開くと最新のお知らせが表示されます。

 

  ↑  担任や

 

 ↑教科ごとにスレッドを立てて、連絡をしています。

 1年英語科では、Googleフォームによるテスト等も行っています。

 他にも課題の提示・回収や動画の掲示、Yes,Noクエスション、文章で書いたコメントに教員が返すなど、担任や教科によって利用方法は様々ですが、相互のやりとりができるようになっています。

No.03【家庭科】YouTubeでの動画配信

 家庭科でも複数の動画をYouTubeにアップロードしています。

「牛乳でパスタは茹でられるのか?」という動画の1コマです。

 このブログで、内容の説明をしたい!人に喋りたい!!

…けれど、ここでいったらネタバレになってしまうので、これ以上はしゃべることができません。ごめんなさい。

 松高生のみなさんは、結論を保護者の方にどや顔をして伝えてくださいね!

No.02【地歴公民科】YouTubeでの動画配信

埼玉県立高校全体で、YouTubeでの動画配信が始まりました。

松山高校では128本の授業動画がアップロードされています。 ※5月19日(火)現在

この数字は「各学校に与えられた臨時アカウント」にアップロードされている本数で、それ以前のものは含みません。

教科によっては民間の動画を活用していますので、多くの教科で動画が活用されていることがわかります。

 

その中でも、今日は松山高校のアカウントに1番最初に配信された「1年世界史①【ガイダンス】」を紹介します。

 1年生向けに配信された、ガイダンスの動画です。

 担当者の自己紹介や「history」に絡めた「歴史とは」の説明があり、

 そのあと「世界史の学び方」を「ジグソーパズル」になぞらえてテンポよく、わかりやすく解説しています。

 この動画は、なんと!驚異の800回再生(※1年生約320名)を達成しています。

 なおすべての動画が限定公開なので、基本的には松高生とその保護者の方々しか見ることができません。

No.01【数学科】ビデオ会議システムを用いた質問会

 数学科では各学年ごとに週1回ほど、ビデオ会議システムを用いた自由参加の質問会を行っています。

 

 

 1年生は、はじめての質問会を5月7日に行いました。

 慣れない試みのため、今回は学校の教室で行いました。

 

 

 話は変わりますが、ほんの少し前、シェアオフィスやワーキングスペースがメディアによく取り上げられていました。

 時と場所を他者と共有するためにお金を払う、はじめてシェアオフィスの存在を聞いたときは不思議だなぁと思っていましたが、「近くにいる人とのゆるやかなつながり」から新しいビジネスにつながったり、意気投合してベンチャー企業を立ち上げたり、お金を払うだけの価値がたくさんあることを知りました。

 では、15~18歳で「地域にいる人とのゆるやかなつながり」を得られる場所はどこだろう?と考えると、その1つは全日制の公立高校なのかもしれません。

「リアルな学校に来て、友と共に学ぶ」ことも価値のあることなのだなと、自粛生活でつくづく感じています。