保健室より新着のお知らせ

養護教諭のつぶやき

救急法講習会

6月9日と10日に、日本赤十字社埼玉支部より講師をお招きして、保健委員と運動部の代表者を対象に救急法講習会が行われました。

一人一台の人形を使って、コロナ禍における一次救命処置を学びました。

生徒の感想  保健委員 1年1組  小野颯

 初めてAEDおよび心肺蘇生法を習いました。胸骨圧迫がとても疲れることを実感しました。ですが、目の前に倒れている人をそのままにしてしまうと命を落としてしまうので全力で命を救う責任を持って行いたいです。

 最後に、実際に起きた場合、気が動転してしまうと思うので、落ち着いて周りの人と協力しながら行いたいです。

 

生徒の感想  保健委員 3年2組  関口夢大

 本日の講習会で、一次救命処置の時に、まず自分の身の安全を確保すること、さらに、なるべく多くの人で処置することが大切なことを学びました。

 いつもは短く感じるたった2分が今日はとても長く感じられました。人が倒れている状況に出くわしたいとは思いませんが、そのような状況の時に本日の講習で学んだことを生かすことができたらいいなと思います。

 

生徒の感想  ソフトテニス部  2年4組  梅津翔太

 救急法は中学校の時にも勉強していたけれど、意外と忘れていたので参加してよかったです。細かなことまで学べて勉強になりました。夏場の部活などでそういう場面に直面したら自分が率先して指示し、命を助けられる可能性を上げたいです。

 遠征などでもどこにAEDがあるかしっかり把握しておこうと思います。

 良い機会でした。忘れないようにしたいです。

 

生徒の感想  野球部  2年6組  唐木田一道

 本日の講習では、人の命をどのようにして救うのかを学んだ。自分の体力だけで人を助けるということがいかに辛いかを知った。

 すぐに対応できる人間になりたい。

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超紳士学(第3回)

3月1日(火)3年生希望者対象に第3回目となる超紳士学を実施しました。

超紳士学(第1回)では講師をお呼びして「女性の性(生理・月経)」について、

超紳士学(第2回)では社会学の視点から「女は損で男は得かもしれない問題」を取り上げました。

 

 3回目となる今回は3年生限定で「令和時代の性教育~パートナー理解~」というテーマを取り上げました。

 

 

 まずは事前に3年の松山高校生に取った、性に対するアンケート結果から「性に対する情報源の中で信用しているもの」の紹介がありました。

その情報源をインターネットと答えている生徒が一番多かったのですが、その次は保健の授業(教科書)でした(サスガです!)。そして、ここで注意すべきことは生徒が一番の情報源としているインターネットは、必ずしも正しい情報ではない、ということです。アンケート記述でもインターネットの噂を問うものがありました。

次に養護教諭の田島先生から生理、月経やPMS(月経前症候群)などの女性の性についての解説がありました。

 

 

 

PMSにより女性がイライラしてしまったり、体調が良くない時があったり、そのときはどう接したら良いかなどインターネットでは得られないリアルな女性の声が聞けました。

 

そして多様な性のあり方については、出来ることはまず知ることと言う話がありました。
では、どのように知ったらいいのか・・・。松山高校では来年度の松高塾でも性の多様性に関する講座が開かれるようです。

途中、その場で答えを記入するアンケートも実施し、リアルタイムで今この場にいる生徒達がどんなことを考えているのがを共有しました。

 

後半に扱ったのは性的同意についてです。

性的同意については保健委員、英語部、美術部、映像制作部の生徒達が共同で作成した動画を視聴しました。

性的同意とは何か?どういった場面でその考え方が必要になるのかについて、動画を通して学びました。

この動画は3月22日、23日の放課後に2階昇降口モニターで公開します。ぜひ見てください。

 

最後に人生の先輩でもある先生方に登壇していただき、自分たちの経験を交えて新生活での人間関係の作り方や今回のキーワードの1つである「相手を思いやることとは?」について本音で話していただきました。

 また、参加できなかった3年生の先生方から頂いた 「相手を思いやること」についてのメッセージも紹介し終了しました。

 

生徒の感想

「男性はこう思ってる、女性はこう思ってる」じゃなくて、「相手がどう思ってるか、自分がどう思っているか」を話し合うが重要だと考えるようになりました。
それと同時に、こういう傾向がある、や、生物としてこういうことがある。ということを知ることによって、「推し量ること」や「思いやること」が出来るかもしれない…と思いました。

 

あとは、知識が行動になることを楽しみに待ちたいと思います。第3回目も、まるで模範解答の様な感想を書いてくれた生徒がいたので「知ることで何か変わる」可能性が示されました。

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オンライン研究発表会

3月10日(木)松山高校の2年保健委員と松山女子高校保健委員とのオンライン研究発表会がありました。

 

 

今回の研究テーマは「災害に備える」です。

本来でしたら2月に行われる学校保健委員会で発表するはずでしたが、新型コロナの流行を考慮し中止となり発表できませんでした。

そのため初めての発表の場がオンライン研究発表会となりました。

オンライン上ではありますが、久々に他校との交流ができ、生徒達は少しウキウキした様子で臨んでいました。

 

 

 

お互いの研究発表を聞き、参考になったこと、実践したいことをMentimeterというアプリを使い発表しました。

 

 

 

自分たちが一番伝えたかったことが、きちんと伝わっていたことがわかり生徒たちにも笑顔が見られました。

 

 

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超紳士学(第2回)

養護教諭の先生方を中心に始まった、今までにない松高塾「超紳士学」。

10月11日に第2回目を実施しました。

女子大学生100名が考える、男子高校生へ「出来るようになって欲しい」「わかっていて欲しい」こと第1位

「家事・育児」

について、なぜこれが1位なのか保健室の二人でその心を読み解き、「女は損で男は得かもしれない問題」をなんちゃって社会学の視点から話が始まりました。

 


家事育児について、そもそもなぜ女性の方が悩んでいるのか!?
もしかしたら社会の仕組みにあるかもしれないと、女性であるが故の賃金格差の仕組みを内閣府のデータを元に考えてみたり、性別により価値観を押し付けたり、無意識に引き受けていたりする状況がないかを考えていきました。

家事育児における良いバランスには答えが無いため、様々な年代、立場の先生方に参加していただき、色々な価値観を本音で伺うことが出来ました。

 

 

 

結婚、子育てをする中で、主語を「自分」から「家族」にして考えるようになったという話や5:5にならない中でも自分ができることを行い、お互いを感謝、尊敬しあえる夫婦の素晴らしさについて、お話して頂いた先生もいました。

 また、多くの先生から、相手と話し合うことの大切が語られました。
実際はなかなか難しいですけどね。とおまけ付きで。

講義後の質疑応答では既定の時間では収まらないほどの質問があり、生徒たちが家事や育児についても真剣に考えている様子が伺えました。

 

今日の話を聞いて1mmでも自分の中で動いたことがある?

紳士学を受けるに当たって自分で考えていた当たり前が崩れました。

第2回目も生徒の中で何か1mmは動いた方がいたみたいなので「知ることで何か変わる」可能性が示されました。

(参加された先生方の中にも将来の参考となった方がいたようです^^)

 

第3回は3年生限定で来年開催予定です。

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超紳士学(第1回)

今年度の松高塾は、今までの松高塾には無い、様々な分野について学べる講座があります。

その1つとして養護教諭の方々を中心に「超紳士学」という講座が開講しました。

 

男性視点からは見えにくい、気づきにくい。でも、知っていると誰かにとって暖かい紳士的な人になれるのか。

 

保健室では女子大学生100名に男子高校生へ「出来るようになって欲しい」「わかっていて欲しい」ことは何かとアンケートを取り、上位3つのテーマについて話をし、知っていることで何が変わるのかを確かめるために「超紳士学」という講座を開設しました。

 

第一回目は男子校ですが攻めました。

 

9月30日(木)に「女性の性(生理・月経)」についての講義を、一般社団法人 埼玉県助産師会の平野素尚さんと吉野さやかさんをお招きして実施しました。

 

まずは自分の性器の名前についてや、女性の体と月経について学びました。

 

 実物大の子宮の模型(ぬいぐるみ)を使っての説明があり、男子高校生にとっても月経や排卵についてイメージがつきやすかったのではないでしょうか。

 

様々な大きさのナプキンを見てもらい、衛生面から2~3時間で交換する必要があると、保健の授業で触れないことが聞けました。

 

 

 

 

 

また、基礎体温や月経周期の数え方について実際に数えたりしました。

 

 そして月経は妊娠するための大切な仕組みであることを学びました。

 

生徒の感想・学び

(性について)’恥ずかしい’などネガディブな思考を持っていると改めて感じました。しかし、知らなくていいわけがなくむしろ知っておくべきと思いました。恐らく知らないと自分以外にも迷惑をかけてしまうというふうに感じます。~~以下略~~

 

皆が同じように考えたとは思いませんが、1人でもこんな風に感じたようなので「知ることで何か変わる」可能性が示されました。次回でも引き続き確認していきたいと思います。

図書館には月経について書かれた「月経ちゃん」という漫画や「胎児のはなし」という本があります。

気になる人はぜひ借りて読んでください。

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医療費の請求方法

新型コロナウィルス対策に関わる情報

【新2・3年生のみなさん】

 3月26日に配布した、「健康観察記録表」は実施できていますか?

 学校登校にあたっては、毎日の検温や体調の確認が必要です。

 毎日忘れずに実施しましょう。

【新1年生のみなさん】

 松山高校では、4月の登校までの間、毎朝の検温と体調の確認を各自行っています。みなさんも4月8日入学式まで、毎日検温と「発熱はないか」「咳やのどの痛みはないか」など体調の確認をしましょう。

※感染症対策の一つに抵抗力を高めることもあげられています。

 「十分な睡眠」「適度な運動」「バランスの取れた食事」を心がけて生活をしましょう。みなさんが笑顔で登校するのを待っています。

災害共済給付金制度について

本校生徒は全員、在校中は《独立行政法人日本スポーツ振興センター》が取り扱う『災害共済給付金制度』に加入しています。
 
この制度は学校の管理下で災害を受けた生徒の保護者に対し、医療費・障害見舞金・死亡見舞金等の支給を行う、生徒・保護者及び学校教育のための法律で規定された公的共済制度です。
 
ここでは主に制度の内容と、本校での請求方法についてお知らせします。


 給付の種類と額
      
◆医 療 費
医療保健並の療養に要する費用の4割を治癒、若しくは最長10年間まで給付(ただし高額医療、一部負担金等により増減あり)


◆障害見舞金
障害の程度に応じて3770万円(1級)〜82万円(14級)を給付(通学中は半額)

◆死亡見舞金

2800万円を給付(通学中及び突然死は半額)
 
 
また、上記のほか、災害給付の附帯事業として、次の事業が行われています。
 
 
◆供 花 料
学校の管理下における死亡で、損害賠償を受けたことなどにより死亡見舞金を支給しないものに対し、供花料(17万円)を支給


◆へき地通院費
へき地にある学校(義務教育諸学校)の管理下における児童生徒の災害に対し、通院日数に応じ、1日当たり定額1,000円の通院費を支給
 


給付の制限

給付事由が生じてから2年間請求を行わないと、時効により請求権が消滅します。
一度給付対象と認定された災害については、卒業後も含め、災害発生から10年間、医療費の請求が可能となります。災害発生時の状況を忘れないよう、最初の医療費の請求は余裕をもって行ってください。
 
交通事故等で第三者から賠償を受けた場合は、同一の事由の部分は給付が受けられません。その他日本スポーツ振興センター法令の規定により、給付が制限される場合があります。
 

医療費請求の方法    
      
医療費を請求するためには、以下の書類が必要です。まずは保健室で書類をGETしましょう。

*病院で記入していただく用紙『医療等の状況』
 ・・・・・
この用紙は何種類かあり、かかった病院の種類によって使用する用紙が違います。


*薬局で記入していただく『調剤報酬明細書』
・・・・・
この用紙は病院で処方箋を受け取り、薬局で薬を購入した場合に使用します。

 

*ケガをした本人が記入する『生徒災害記録表』
 ・・・・・
ケガをした場所や時間、状況などを記入する用紙です。


給付金の振込先を指定する『申出書』
 ・・・・・
給付金決定後、学校に振り込まれたお金を各請求者の口座に振り込みます。その口座を指定してください。ケガ毎に口座が変わってもかまいません。

*その他
・・・・・
ケガにより、治療の必要上医師の指示に基づき治療用装具を購入した場合や療養額がひと月で7,000点(70,000円)以上になった場合には、上記の他に必要となる書類が発生します(治療用装具の領収書は申請時に必要となりますので、大切に保管しておいて下さい)。
 


ケガの内容や提出された書類を見て、その都度保健室からも連絡いたしますが、治療用装具の場合は特にお子さんや保護者の方から申出がないと気づかないこともありますので、ひと言ご相談下さい。
 
 
 
次にGETした書類をそろえましょう。

*保健室から必要書類を手に入れたら、「医療等の状況」「調剤報酬明細書」は病院や薬局で書いていただきましょう。
 
これらの用紙は月ごとに必要となります。
 
例えば4月に通院をはじめ、7月に治療が終わった場合、4.5.6.7月分の4枚が必要です。
 
その他、「生徒災害記録表」はお子さんが、振込先を指定する「申出書」は保護者の方がそれぞれご記入下さい。
 
書類がそろったらさっそく申請しましょう。

そろえた書類をまとめて保健室へ提出してください。
 
提出された書類はひと月に一度、全生徒分をまとめて申請します。
 
その後、埼玉県でとりまとめられ、最終的に日本スポーツ振興センターへと請求されます。
 
書類を受け取った段階で一度申請内容をチェックしますが、書類に不備があった際には気がついた時点で、お子さんかご自宅に連絡させていただきます。

給付内容が決定し、学校の口座に給付金が振り込まれた後、各個人の指定口座に決定額を入金いたします。
入金が完了しましたら、学校から各家庭(在学中はお子さんへ)宛に入金確認のお手紙を送付いたしますので内容をご確認下さい。
 
少し面倒かもしれませんが、一部高額医療等を除いては治療費とほぼ同額程度が給付されますので、ぜひ請求をして下さい。