進学補講や本質理解の講習

 松高塾は、通年(前期・後期)及び長期休業中(夏季・冬季)に行われる各教科や教科を横断した内容の補講です。生徒が自主的に申し込み、参加者が100名を超える講座もあります。

 また、英検・受験対策や教養、総合的な探究に絡めた講座まで、生徒自身の興味関心を高める講座も展開されています。

松高塾「世界史受験対策」を体験してみましょう

 受験生として迎えたある日の火曜日、松高へ朝7:30に登校し社会科室へ向かう。 

 3年生を主な対象者とした講座で、周囲を見渡すとこの日は他に15名ほどの生徒が参加している。共にこの講座に参加し同じ大学を志望している友達とあいさつを交わし、自分の席に座る。

 この日のテキストが配布され、憧れの大学の過去問があることに気づく。その瞬間、隣にいる友達と目が合い、お互いにニヤニヤしながら追加の資料など密度の濃い内容を見渡す。がぜんやる気が出る。 

 先生のきれいな板書とテンポの良い解説に、うなずきながら知らなかったことは「その理由も含めて」頭に叩き込む。普段の受験勉強の成果もあり、用語ぐらいなら先生に指名されても答えられるが、歴史のつながりを説明することは難しい。

 朝のSHRが始まるギリギリまで講習は続き、時間を1分1秒たりとも無駄にはしなかった。隣の友達とは親友だが、同じ大学を志望する仲間でもある。きっと2人で合格を手にすることができると信じ、今日も1時限の授業へと向かう。

松高塾の様子
松高塾の様子

松高塾

雑色系男子(3)

理科、国語、数学の3名の先生方が織りなす異色の授業「雑食系男子」

 12月23日に実施された3回目は対数について学びました。

 

まずは理科の中里先生から天体についての解説がありました。

 

 北斗七星?いいえ、北斗六星です。

 

 その昔、海を渡るために星を見て航路の計算をしていました。

それはそれは、とても大きな数字を取り扱っていました。

 

 羅針盤も無く、手計算で航海をしていたため、遭難も多かったのです。

 

この計算をどうにか楽に出来る方法として、指数が使われるようになり

指数の計算を簡略化するために対数が生まれたのです。

 

 

 

 

 対数という学問が生まれた流れを、天文学→大航海時代→海賊王→対数 と、歴史になぞって学びました。

 

雑食系男子(2)

松高塾で実施している、今までにない異色の講座「雑色系男子」

数学科の吉田先生、化学科の中里先生、国語科の矢野先生の3人が担当で、1つの教科のとらわれない教科横断型の学びを目指しています。

 

第2回のテーマは「あなたが理系科目が苦手なのは国語ができないからだ」です。

 

このタイトルに、ドキッとした人も多いのでは!?

今回の主担当は数学の吉田先生です。

 

実際に出題された共通テストの問題から、数学を解くのに必要なのは国語力であることを解説。

この問題、5分で解いてみてください。

 

 

 

吉田先生による解説スライドは…

 

どうでしたか?

実際のテストの際に、この問題を解くために使える時間は、ほんの数分です。

 

続いて化学科の中里先生による理科分野です。

 

この法則、ちゃんと理解出来ていますか?

 

文を2つに分け、例を出して解説していきます。

 

 

こうして説明されると「なぁ~んだ!興奮・ヤッター!」と思うことなのに、

文章だけだとちょっと難しかったのではないでしょうか?

 

化学以外にも生物の事象についても触れ、文字情報として与えられたものを具体的なイメージにすることの難しさ、重要さを解説しました。

 

 

次回は国語科の矢野先生が担当します。

テーマは「校閲」で12月に実施予定です。

雑食系男子は事前に申し込んでいない生徒でも参加可能です。

興味がある人はぜひ参加してください!

 

 

超紳士学 第2回

養護教諭の先生方を中心に始まった、今までにない松高塾「超紳士学」。

10月11日に第2回目を実施しました。

女子大学生100名が考える、男子高校生へ「出来るようになって欲しい」「わかっていて欲しい」こと第1位

「家事・育児」

について、なぜこれが1位なのか保健室の二人でその心を読み解き、「女は損で男は得かもしれない問題」をなんちゃって社会学の視点から話が始まりました。

 


家事育児について、そもそもなぜ女性の方が悩んでいるのか!?
もしかしたら社会の仕組みにあるかもしれないと、女性であるが故の賃金格差の仕組みを内閣府のデータを元に考えてみたり、性別により価値観を押し付けたり、無意識に引き受けていたりする状況がないかを考えていきました。

家事育児における良いバランスには答えが無いため、様々な年代、立場の先生方に参加していただき、色々な価値観を本音で伺うことが出来ました。

 

 

 

結婚、子育てをする中で、主語を「自分」から「家族」にして考えるようになったという話や5:5にならない中でも自分ができることを行い、お互いを感謝、尊敬しあえる夫婦の素晴らしさについて、お話して頂いた先生もいました。

 また、多くの先生から、相手と話し合うことの大切が語られました。
実際はなかなか難しいですけどね。とおまけ付きで。

講義後の質疑応答では既定の時間では収まらないほどの質問があり、生徒たちが家事や育児についても真剣に考えている様子が伺えました。

 

今日の話を聞いて1mmでも自分の中で動いたことがある?

紳士学を受けるに当たって自分で考えていた当たり前が崩れました。

第2回目も生徒の中で何か1mmは動いた方がいたみたいなので「知ることで何か変わる」可能性が示されました。

(参加された先生方の中にも将来の参考となった方がいたようです^^)

 

第3回は3年生限定で来年開催予定です。

超紳士学 第1回

今年度の松高塾は、今までの松高塾には無い、様々な分野について学べる講座があります。

その1つとして養護教諭の方々を中心に「超紳士学」という講座が開講しました。

 

男性視点からは見えにくい、気づきにくい。でも、知っていると誰かにとって暖かい紳士的な人になれるのか。

 

保健室では女子大学生100名に男子高校生へ「出来るようになって欲しい」「わかっていて欲しい」ことは何かとアンケートを取り、上位3つのテーマについて話をし、知っていることで何が変わるのかを確かめるために「超紳士学」という講座を開設しました。

 

第一回目は男子校ですが攻めました。

 

9月30日(木)に「女性の性(生理・月経)」についての講義を、一般社団法人 埼玉県助産師会の平野素尚さんと吉野さやかさんをお招きして実施しました。

 

まずは自分の性器の名前についてや、女性の体と月経について学びました。

 

 実物大の子宮の模型(ぬいぐるみ)を使っての説明があり、男子高校生にとっても月経や排卵についてイメージがつきやすかったのではないでしょうか。

 

様々な大きさのナプキンを見てもらい、衛生面から2~3時間で交換する必要があると、保健の授業で触れないことが聞けました。

 

 

 

 

 

また、基礎体温や月経周期の数え方について実際に数えたりしました。

 

 そして月経は妊娠するための大切な仕組みであることを学びました。

 

生徒の感想・学び

(性について)’恥ずかしい’などネガディブな思考を持っていると改めて感じました。しかし、知らなくていいわけがなくむしろ知っておくべきと思いました。恐らく知らないと自分以外にも迷惑をかけてしまうというふうに感じます。~~以下略~~

 

皆が同じように考えたとは思いませんが、1人でもこんな風に感じたようなので「知ることで何か変わる」可能性が示されました。次回でも引き続き確認していきたいと思います。

図書館には月経について書かれた「月経ちゃん」という漫画や「胎児のはなし」という本があります。

気になる人はぜひ借りて読んでください。

松高塾No.1「国語科インハイポエトリ」

国語科の矢野です。(6)

9/8(水)の放課後、
新しい松高塾「インハイポエトリ」を実験的に行いました。

なんと!!
詩人の伊藤比呂美先生に、熊本からZoomで登場していただきました。

インハイポエトリのようす

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7名の生徒が創作した詩を、比呂美先生に事前に送り、Zoom上で講評をいただきました。発表生徒は、別室より自作の詩を朗読して、比呂美先生と直接「対話」しました。分散登校中なので、自宅から参加した生徒もいます。

また、早稲田「詩の教室」の批評隊4名から、事前に個々の詩にコメントも寄せていただきました。ありがたい・・・

さらに、早稲田大学院生の冨所さんにもZoomでお越しいただき、「thingamabob」というご自身の詩を朗読してくださいました。独特な語りに、生徒は度肝を抜かれていました。

 

さて、「インハイポエトリ」とは、大学で詩の授業を受講している学生たち(およびその卒業生)に発表の場を提供する「インカレポエトリ」に倣ったものです。

松山高校からどんどん輪が広がることを期待して、
何より教員として、生徒に貴重な体験をさせてあげられたら、と思います。

10月から松高生へ公募し、本格的に始動していきます!
伊藤比呂美先生、またよろしくお願いします。

 

ー生徒のコメントー【平山 桜介(滑川町立滑川中学校 出身)】

 皆さん突然ですが、「詩」と聞いて何を思い浮かべますか?「難しい」「よくわからない」などマイナスなイメージを思い浮かべる方がほとんどだと思います。僕もその内の1人でした。そのため矢野先生から「インハイポエトリ」に誘われたときは正直不安の方が大きかったです。しかしそんな僕もいざ受講してみると、僕の「詩」に対する世界観は一変しました。
 まだまだひよっこの僕が「詩」について語るなんておこがましいですが、「詩」の魅力といういうのは無数にあるし、未だに増え続けていると僕は思います。そのため今回は僕が思う「詩」の魅力を1つあげてお話ししようと思います。
 「詩」というものはとっても自由なんです。当たり前の事なんですが、この自由さこそ「詩」の難しさであり奥深さでもあると思います。そんな自由な「詩」の世界で、僕は今まで無意識に制限を設けて「詩」を創作していました。こうしないと何にもかけなくなってしまうんです。しかし今回の「インハイポエトリ」で講師をして下さった伊藤比呂美先生は、そんな僕が作っていた壁を壊して僕が怖がっていこうとしなかった「詩」の世界を見せてくれました。
 何をかいてもいいし
 一見読みづらいようなものでもいいし、ダサくてもいいと
一瞬でも「詩」を理解した気になった自分が恥ずかしくなりました。そのためもっともっと沢山の「詩」をかいたり、色々な書き方をためしてみたりして「詩」の世界というものを少しでも理解できたらなと思いました。 

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