卒業生ファイル04

【令和4年度】

令和4年8月18日(木)中央大学教授の中村太郎先生を講師にお招きし、2年理数科を対象に「生物・生体を規範とした”柔らかい”ロボットと実用化への挑戦」というタイトルで講義をしていただきました。

 

 中村先生は松山高校理数科の卒業生です。

 

中村先生の研究で生み出されたロボットは宇宙から海底まで活用されているだけでなく、医療分野や介護、農作業の現場などでも利用されているそうです。

 

 私たちもいづれ中村先生が開発したロボットを使うようになる日が来ることになるのでしょう。

 

また松高時代、中村先生がどんな学生だったについての話は、生徒たちにとっては身近な話題として興味深そうに聞いていました。

 

 午後は、中央大学の学生4人にTAとし参加していただき、ロボットプログラミングキット「α-Xplorer」を使ったプログラミング研修を行いました。

自分でロボットを動かすプログラムを組み、それをインストールして実際にロボットにライントレースさせます。

思たように動かず、何度も修正しながらプログラムを組んでいました。

上手くライントレースができたときには歓声が上がっていました。

生徒の感想 島田侑(吹田市立第一中学校出身)

今回は夏休みの勉強会で中央大学教授の中村先生から講義を受けました。講義では主に人工筋肉についてのお話を聞き、そのほかにも様々なロボットについてのお話を聞きました。

今回の講義で同じロボットでも使い方はたくさんあり、いろいろな場所で人々の生活を支えていることを知りました。また、身近にいる動物がロボットの開発の参考になっているのを知り、アイデアというものは常に身近なところに潜んでいるということを学べました。今回とても良い話を聞くことができたので、これからの探究に活用していきたいです。

 

栗原賢二朗(嵐山町立菅谷中学校出身)

黒い線の上を動くロボットの車へのプログラミングの書き込みについての演習だった。黒線を2つのセンサーで感知し曲線状を走らせるレベル1から緑の線を過ぎたらロボットのパラメーターを切り替えるレベル5までプログラムを書き込んだ。今回の演習でプログラミング言語やプログラムを書き込むまでの過程について学ぶことができた。今回学んだことはこの先情報技術が発達した社会の中で進学していく私たちにとってとても役に立つと思う。また、ロボットも含め情報、機械技術が大きく発達してほしいと感じた。そうなれば、海底や月の未知が解明されたり、情報機器の利便性が向上するかもしれません。そのとき、社会を支える人の一人になれるよう努力していきたいと思う。

 【令和3年度】

令和3年8月24日(火)2年理数科を対象に、ロボットに関する講義を実施しました。講師は中央大学理工学部教授、株式会社ソラリス(中央大学発ベンチャー企業)の取締役会長・創業者で、松山高校理数科の卒業生でもある中村太郎先生です。中村先生の経歴やご活躍については平成30年発行の松山高校新聞にも詳しく紹介されています。

2018.7.12松山高校新聞297号2面.pdf

 

今回の講義タイトルは「生物・生態を規範とした”柔らかい”ロボットと実用化への挑戦」です。

中村先生の研究室では人工筋肉と生物型ソフトロボットの研究をしています。

ソフトロボットの特徴は、ロボット自体が生物のようにしなやかで柔らかく複雑な環境や超柔軟構造物に対して適応しやすいところです。

将来的に(それもそう遠くない時期に)ソフトロボットが世を席巻するようになるかも知れないのです。

中村先生は様々な研究機関や企業と共同研究していてJAXA(宇宙航空研究開発機構)やJAMSTEC(海洋研究開発機構)とも連携しているそうです。

 

講義の後はプログラミング実習をしました。アシスタントティーチャーとして参加した中央大学の大学院生に教えてもらいながらプログラミングの基礎を学びました。

 

生徒たちは自分でプログラミングを組み立て、ロボットにライントレースをさせました。

 

トレースするルートの難しさによりレベル分けされていて、複雑なルートをクリアするために、自分でプログラミングを考えてロボットを走らせます。思ったようにロボットが動いてくれないときは、プログラミングのどこがだめだったかを考え、再度プログラミングを組み直すというトライ&エラーを繰り返し、一番難しいレベル5をクリアするために、生徒たちは時間を忘れてチャレンジしていました。

 

生徒の感想 菅原壮太(鶴ヶ島市立南中学校出身)

中央大学で生物型ロボットやソフトロボティクスの研究を行っている中村教授の研究内容を、高校生にも分かりやすいよう講義していただいた。その後、TAの人たちが加わり、プログラミングを用いてロボットのトレース実験を体験させていただいた。講義を受け、私は身近にいるミミズやカタツムリの行動方法に疑問を抱き、その事柄について深く研究していき、それを用いて宇宙や医療の面で活躍させている中村教授の研究に興味を持った。また、教授の話していた「わくわくするかどうかで研究をする」という言葉が印象に残った。実験では、簡単に使えるプログラミングアプリなのにも関わらず、自分の意図しない方向に動いたりしてしまい、様々な場合を試す必要があるため、昼休みを使ってまでみんなで考え合い、楽しみながらプログラミングを学ぶことが出来た。自分の興味のあることを深く突き詰めることのできる大学での研究がより一層楽しみになった。